任侠ヘルパー第3話あらすじ完全版

任侠ヘルパー

[第3話]

07/23放送

施設を利用する老婦人が虐待されているかもしれない。
そこで、彦一（草なぎ剛）とリコ（黒木メイサ）は、老婦人・渡辺節子の家を訪問した。
応対に出た節子の孫・高志（忍成修吾）は、「寝てしまった」と言って追い帰そうとする。
しかしその時、部屋の中から物音が…。
リコが部屋の中を覗き込むと、台所で節子が洗い物をしようとしていた。節子の腕には、明らかにアザらしき跡が見えた。

彦一とリコは施設に戻ると、ヘルパー・和泉（山本裕典）に報告する。
しかし、和泉が言うには、「本人がそれを認めない限り勝手に動くことはできない」と言うだけだった。

心配になったリコは、それ以来、度々、節子の家を訪ねた。
節子は玄関を開けることはなかった。
しかし、日にちが経つにつれ、節子はリコに心を許すようになる。

そんなある日、高志は「ハートフルバード」に苦情を申し立ててきた。
高志は「こんなことが続けば利用をやめる」というのだ。

冷静になるよう、彦一はリコを諭すが、リコは従おうとしない。
「ハートフルバード」社長・羽鳥晶（夏川結衣）もやってきて、｢節子が助けを求めない限り他人のりこには何もできない｣と言うが、リコには黙って引き下がる様子は見られなかった。

リコがここまでやる理由はほかにもあった。リコは女組長。女ゆえに、他の組や、同組の若頭からナメられはじめていたのだ。最近、若頭・久米（田中哲司）の勢力拡大も気になっていた。
さらに、リコのシマでは覚せい剤の問題が発生していた。素人の人間が勝手に薬の売買をしているらしいのだ。そんな中、「組がクスリを仕切るべき」という声も上がってきている。

リコはここで成果を上げて、なんとしても幹部の座を勝ち取りたかったのだ。
そのためにはこの問題で引き下がるわけにはいかなかった…。

節子の虐待を知った晴菜（仲里依紗）は、行政機関の虐待相談窓口を利用することを提案するが、りこは「それでは節子が喜ぶはずがない」と否定する。どうしていいかわからず悩むリコと晴菜。そして２人は何かを決意したようだった。
そんな様子を彦一は何気に見ているのだった。

それから数日後、夕方、晴菜は渡辺家で台所の片づけをしていた。すると高志が帰宅する。それを見た晴菜は高志に挨拶をして出て行く。高志は黙って晴菜を見た後、家の鍵をかけた。
高志は家に入ると、節子を叩こうとする。
そこに飛び出してきたのがリコだった。リコが渡辺家の押し入れに隠れていたのだ。
高志は包丁を握ると、リコに向かって襲い掛かってくる。

その時、高志の腕をつかんだのは彦一だった。

節子と高志は「タイヨウ」に連れられてきた。
高志は、「介護で追い詰められて、つい、手を出してしまった」と話す。

それから数日したある日、久米から「クスリの売人を捕まえた」と連絡が入った。久米からの電話を受けたリコは施設を飛び出す。
その様子を見ていた彦一はリコの後を追った。

何と、高志が麻薬の売人だったのだ。

リコと彦一は家の中で縛られている節子を発見する。
節子を収容した救急車にリコが乗り込もうとすると、彦一は「ケジメをつけてこい！」と自分が救急車に乗り込んだ。

組の連中に暴力を加えられて高志はぐったりとしていた。
そんななかでも、高志は節子をバカにした言葉を吐く。その言葉を聞いたリコは高志を殴りつけた。
久米たちは高志を「始末する」と言うが、リコは自首させることを決めた。

節子は「タイヨウ」に入所することになるが、そんな折、節子に認知症の症状が現れる。
激しく暴れる節子。節子自身がケガをしかねないということで、身体拘束をの処置をとるが…。その様子を見ていたリコや彦一は、切ない気分になっていた。

晶は、虐待から救ったリコを褒めるが、ここまでがヘルパーだとキッパリと言い切った…。

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