任侠ヘルパー第6話あらすじ完全版

任侠ヘルパー

[第6話]

08/13放送

施設では、老紳士のセクハラが問題となっていた。問題の張本人は、「タイヨウ」の施設利用者風間寛（ミッキー・カーチス）。何度注意されても女性のお尻を追い回す女好きで、任侠ヘルパーの面々は、ただただ呆れるばかりだったが、零次（山本裕典）は風間を戒めた。そんななか、ついにリコ（黒木メイサ）も風間のセクハラを受ける。零次は風間のことを相当不快に感じているようだった。

ある日、徳田多恵子（木村夏江）という老婦人が「タイヨウ」に入居するためにやってきた。義理の娘・百合（横山めぐみ）が傍に付き添っている。
多恵子を見つけた風間は、多恵子に「多恵ちゃん……」と声をかけた。

その頃、彦一（草なぎ剛）は涼太（加藤清史郎）にお願い事をされていた。涼太は、母・晶（夏川結衣）が「何の病気なのか聞いてほしい」と彦一に頼んだのだ。彦一は涼太の頼みを拒否する。
彦一は近頃の晶から認知症を疑っていた…。

ある日、二本橋（宇梶剛士）は風間に呼ばれる。風間は二本木に恋愛相談をしたのだった。
じつは多恵子は、風間の初恋の人だというのだ。告白を悩んでいるうちに、多恵子は人妻となってしまったという…。「ここで再会できたのは何かの縁」だと風間は言うと、何とか多恵子をデートに誘って、打ち明けられなかった気持ちを今こそ伝えたい、というのだ。
風間の話を二本木は「うんうん」と聞いていた…。

彦一が施設の外でタバコを吸って休憩をしていると、晶がやってきた。「涼太が心配している」と彦一が言うと、晶は「アルツハイマー型認知症」だと打ち明けた。しかし、絶対に涼太には言わないでほしいとお願いをするのだった。

ある日、ちょっとした勘違いで百合は多恵子を連れて家に帰ると言い出した。百合は風間が多恵子に乱暴をしようしていると誤解したのだ。「年寄りは好きあってはいけないのか!?」という彦一の問いに、百合は「いけないわよ！」と答えて、多恵子を強引に連れて帰ってしまった。

一方、施設では風間寛（ミッキー・カーチス）のセクハラが問題となっており、四方木りこ（黒木メイサ）も被害者となる。何度注意されても女性を追い回す風間に、鷹山三樹矢（薮宏太）、黒沢五郎（五十嵐隼士）、六車雅人（夕輝壽太）、二本橋賢吾（宇梶剛士）らはあきれるが、和泉零次（山本裕典）は不快感をあらわにする。

同じ頃、羽鳥涼太（加藤清史郎）は、彦一に晶がどんな病気なのか聞いてほしいと頼むが断られる。

そんななか、風間が二本橋に話があると言う。実は、多恵子は風間の学生時代の初恋の人なのだが、告白することができず、やがて多恵子は人妻となってしまった。以来、自分は独り身できたが、ここで再会できたのも縁だから多恵子をデートに誘い、当時の気持ちを打ち明けたいというのだ。そんな風間の言葉を、二本橋はしみじみと聞く。

後日、二本橋は別れた妻と暮らす娘・瑞穂と会う。瑞穂は、母親が再婚間近であると改めて伝えるが、二本橋がまだ極道でいるとわかると失望と怒りをあらわにし、その場を去ってしまう。

夕方、施設に戻った二本橋は風間に娘とのことを話す。風間は、娘のことは気にせず、自分がどういう人生を選ぶかが重要だ、自分が選んだ人生なら、娘もいつかわかってくれるはずだ、と語る。

その翌日、彦一が施設の外でタバコを吸っていると、晶がひとりで現れる。無言で近づいてくる晶に、涼太が心配していると声をかける彦一。すると晶は、涼太のことで話があると言う。晶は、自分は「アルツハイマー型認知症」だと告白し、今後、症状が進んでいくだろうが涼太には絶対に話さないでくれ、と彦一に頼む。

の日の夜、彦一らが食事をしていると、極道から足を洗おうと思いつめた二本橋が“研修”を抜けたいと言い出す。六車らは反発するが、彦一は好きにすればいい、と淡々と答える。

二本橋は、多恵子をデートに誘うことに情熱を燃やし、熱心にリハビリを続ける風間にも近いうちにヘルパーを辞めると打ち明ける。

その後、風間は車椅子で多恵子の部屋の前に来ると、立ち上がってドアをノックする。部屋の中の多恵子は、苦しそうな息をし汗をかいていた。驚いた風間は、多恵子を着替えさせようと替えのパジャマを探し、多恵子の服のボタンに手をかける。多恵子は風間を亡き夫だと勘違いしたのか笑顔を見せる。そこへ、ドアが開き百合が入ってくる。

風間が多恵子に乱暴をしようと勘違いした百合は、の話も聞かずに、多恵子を家に連れて帰ると譲らない。そして、年寄りは好きあってはいけないのか、と問う彦一に、「いけないわよ、恥ずかしい」と吐き捨てて、多恵子を連れ帰ってしまう。

多恵子たちが退所した後、その後、零次は彦一たちに「今後は利用者の色恋に首を突っ込むな」と注意した。零次は風間を軽蔑した発言をする。それを聞いた二本橋は大激怒！零次に掴みかかった。他の任侠ヘルパーたちが必死で二本橋を静止するが怒りがおさまらない二本橋は大暴れする。そんな二本橋を彦一が何とか止めるのだった…。

一方、家に帰った多恵子は落ち着かない。「夫と出かける」と言うと化粧を始めたり身なりを整えたりしている。
多恵子の家を二本橋と彦一が訪ねた。二本橋は多恵子の家族に土下座をして「風間に多恵子さんをデートに誘わせてほしい」と頼んだ。二本橋の熱意に多恵子の家族も承知する…。

ところが待ちに待ったデートの日。多恵子が肺炎をこじらせて亡くなってしまったのだ！

――後日。

多恵子の葬儀には零次と晴菜が参列した。そこに百合がやってきて「風間さんにすまないことをした」と話し始めた。多恵子の遺品を整理していると、学生時代の多恵子と風間が一緒に仲良く写っている写真が見つかったのだという。百合は、もしかしたら多恵子は風間のことを認識していたのではないか…と話すのだった。

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