ジャニタレ会報の印刷会社が脱税｡捜査はジャニーズにも伸びるのか?

芸能事務所から受注した印刷事業の所得を隠し､法人税約1億1千万円を脱税したとして､印刷会社｢ショウビ企画｣(東京都千代田区)など3社と､同社の青木俊夫社長(73)と元税理士事務所職員の出越一敏取締役(63)の2人が東京国税局から法人税法違反(脱税)の罪で東京地検に告発された｡

関係者によると､同社は大手芸能プロダクション｢ジャニーズ事務所｣に所属するアイドルのファンクラブ会報やチラシの印刷を独占的に受注｡

これを実体のない会社に委託したように装う手口で経費を水増するという手口で､06年から09年の間に3社合わせて約3億8000万円の所得を隠し､法人税約1億1000万円を脱税した｡

青木社長は取材に対し｢国税局の指摘に従って修正申告した｣と話している｡

今回の件についてジャニーズ事務所の広報担当者は｢脱税についてはまったく知らないし､当社の関与もあり得ない｡他会社のことをコメントする立場にはない｣とあくまでも"無関係"であることを強調｡

しかしながら青木社長とジャニーズ事務所はおよそ30年以上も前から会報などの印刷を独占的に委託してきたというだけに､今回の告発もジャニーズ事務所に対してのけん制と見る向きが一部にはあるが､真相はさて…｡(松野)