コードブルー 2nd season第8話あらすじ完全版

コードブルー 2nd season

[第8話]

03/01放送

月300時間を超える労働。徹夜続きの研究。そのために友人を失い、家族からも疎まれる。　大切なことを犠牲にして、医者が身を粉にして働く理由はなんだろう。お金？　名誉？　医者はなんのために働くのだろうか――。

白石（新垣結衣）は、進行性の癌を患う父を見舞うために休暇を申請した。

藍沢（山下智久）は、父と再会。母親の自殺の原因が“自分の誕生”にあったことを知った。

緋山（戸田恵梨香）は、脳死患者の母親から署名を得ることなく人工呼吸器を外してしまい、親族から“人殺し”と訴えら、医師免許はく奪の危機に瀕していた。

藤川（浅利陽介）は、激務で相変わらず睡眠不足が続いていた。

冴島（比嘉愛未）は、恋人を亡くして未だ立ち直れずにいた…。

そんななか、病院では新たな出来事が…。病院で娘を亡くした母親・早苗（水木薫）が未だに病院を訪ねてくるのだ。娘が病院に搬送され亡くなったのは先月のこと。娘の死因は通勤途中の事故だった。早苗は娘の死を受け入れられずにいたのだ。

ドクターヘリに救急出動の要請がある。高校生がアナフィラキシーショックらしき症状で重体らしいのだ。ところが同じ症状で倒れる生徒が続々と現れた。次々と病院に運ばれてくる高校生たち。処置室はあっという間に高校生の患者でいっぱいになった。症状は個々で違い、比較的軽症な生徒もいれば、重篤な生徒もいる…。

大量の高校生患者に医師は総出で処置にあたった。そんななか、白石が高校生の耳から出血しているのをみつける。しかし適切な処置で事なきを得た。

一方、緋山は、脳死患者・翼と母・直美（吉田羊）、直美の兄・野上（松田賢二）、弁護士らと対面していた。そこで緋山は「ＤＮＲオーダーの同意書をとらなかったのか」と詰問される。その言葉に緋山は頭を下げるが、それに対して田所（児玉清）は「医者があやまるべきときはただ一つ。患者のためにならないことをしたときだけです」と緋山に言葉をかける。
その言葉に背中を押されるように、緋山は当時のことを話し出す。署名を貰わなかったのは翼の母・直美を想ってのこと――緋山は自分の意思を言葉にした。

その頃、藍沢の祖母・絹江（島かおり）が退院の日を迎えていた。藍沢は絹江に「ばあちゃん、苦しかったろう？」と声をかけた。「あんな事実、全部飲みこんで生きてくれてたんだな。俺のために。」藍沢の言葉を黙って聞いている絹江。藍沢は子供の頃の出来事を思い出し、絹江に感謝の言葉を伝えた。
その言葉に絹江は涙を流し「ありがとう」と言った。そして笑顔で藍沢を見つめるのだった。

連日のように病院内を亡き娘を探して歩き回る母親・早苗に藤川と冴島が対応していた。
藤川は母親を娘の病室に連れて行き、娘が亡くなったことを諭す。しかし恋人を失ったばかりの冴島には早苗の心情が痛いほどわかり、声をかけられなかった。

アナフィラキシーショックで救急搬送されてきた高校生たちの治療は一段落する。軽症の患者は次々と他の病院に転送され、ようやく普段の落ち着きを取り戻していた。

アナフィラキシーショックの件が一段落した白石は、予定通り休暇を取得し、父親に会うために実家へと向かう。しかし駅まで来たところで実家に電話を入れると「やっぱり帰れない」と病院に引き返した。病院は医師不足で連日忙しいのだ。電話を受けた父親は残念がるが、医師として頑張っている娘にエールを送った。

この日も亡き娘を探してあの母親・早苗が病院をさまよっていた。それをみかけた冴島は母親を病室へ連れて行ってあげる。「ここに由真さんはいません。それでも信じられないですよね。あたりまえにそこにいた人がいなくなるなんて…。また来てください。何度でも、何十回でも。娘さんの病室にご案内しますから…」。
冴島の言葉に、その母親は「ありがとう」と言葉を返した。

一方、緋山は患者に恐怖心を覚えるようになっていた。患者のためにやっても、ちょっと手段を間違えただけで「人殺し！」と罵られる…。

そんななか、田所が部長室で倒れてしまう…。

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