フリーター、家を買う。
[第6話]
11/23放送

誠一(竹中直人)が女性(玄里)と一緒にいるところを見てしまった誠治(二宮和也)。帰ってきた誠一に、「遅かったんだな」と言葉をかけると、誠一は「部下と飲んでいた」と嘘をついた。

誠一が入院中の寿美子にハンドクリームを持っていこうと探していると、「いいよ、しなくて」と誠治は言う。ところがそのあと口ごもってしまう。「ハッキリ言わないからお前はダメなんだ」と誠一に言われると、「それなら、あの女誰だよ」と誠治は尋ねた。しかし、誠一は「お前には関係ない」と言うばかり。誠一の言葉に誠治は「家を出て行ってくれ」と怒鳴ってしまった。

職場の大悦土木では、弁護士・和彦(横尾渉)とうまくいかずに落ち込むあかり(岡本玲)に哲平(丸山隆平)がアプローチを続けていた。

真田(嶋大輔)は産まれたばかりの赤ちゃんの写真を同僚たちに見せては“親ばか”ぶりを発揮する。
赤ん坊の写真を仲間に見せて、親ばかぶりを発揮する。

真奈美(香里奈)は既婚者の山賀(眞島秀和)に憧れを抱いていた。真奈美は「好きです」と伝えるが、山賀は気持ちには応じられないと言う。

誠一の女性問題について、誠治は亜矢子(井川遥)に話をする。すると亜矢子は「自分たちから不倫相手のところへ行こう」と言い出した。

誠一と女性の間に不倫関係はなかったようだった。ただ、勉強を教えてあげて、金銭的に援助をしているだけということらしい。誠一は、子どもは親離れをし、部下は自分を見下すなか、彼女が頼りにしてくれることが嬉しかったのだ。しかし女性は「もう終わりにしましょう」と言った。誠一は女性が試験に合格するまで面倒みたかったようだったが、彼女の気持ちを受け入れた。

「母さんが(病院から)帰ってくる。そこに父さんがいなかったら心配する」と誠治は誠一に電話する。すると誠一は自宅へ帰ってきた。

その頃、寿美子がうつになった原因のお隣さんは…詐欺の被害に遭っていた。

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キャスト
武誠治 / 二宮和也(にのみやかずなり)
ごく普通の20代男子。一浪して三流大学に入学。それなりにいい将来を迎えられると思っていた。

しかし卒業後、中堅の部品会社に就職するが、社風になじめず三カ月で退職。
再就職が思うようにいかず、とりあえずバイトを始める。
しかし、少しでも人間関係が煩わしくなると、すぐに辞めてしまい、バイトを転々とする。
それが原因で父親の誠一と喧嘩ばかり。
家の中で誠一と顔を合わせるのが嫌で、自分の部屋にひきこもりがちになる。

バイトもやめて貯金もなくなった頃、母親がうつ病をわずらっていることを知り、愕然とする。
グウタラし、食費すら家に入れない自分のせいだと思い、割のいい土木のバイトを始める。

次第に、土木を生きがいとする現場の仲間や真奈美との交流を深めていく。
その中で、仕事に対する思いや家族再生の希望を見つけていく。
千葉真奈美 / 香里奈(かりな)
土木現場で誠治が出会った、明るくたくましい女性。
一流大学土木工学科卒業後、大手建設会社に入社。
希望は、土木の設計。

机上の空論の設計しかできない設計士にはなりたくないと、現場を志望。
現場では、男性作業員たちと同じく作業着姿で力仕事を難なくこなし、体育会系の現場の雰囲気にも馴染んでいる。

将来は「橋を建てる設計士になりたい」という夢を持ち、揺るぎない意志で、着実に人生を歩んでいる努力家。

誠治に対しては、はじめ恋愛感情を全く抱かず、むしろひ弱で中途半端な誠治を軽蔑し、相手にしていない。

武寿美子 / 浅野温子(あさのあつこ)
誠治の母親。
近所からの陰湿ないじめや無関心な家族の態度に静かに耐え続けた結果、
うつ病にかかってしまう。
武誠一 / 竹中直人(たけなかなおと)
誠治の父。
武亜矢子 / 井川遥(いがわはるか)
誠治の姉。
豊川哲平 / 丸山隆平(まるやまりゅうへい)
大悦土木の仲間。

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