フリーター､家を買う｡第9話あらすじ完全版

フリーター､家を買う｡

[第9話]

12/14放送

誠治（二宮和也）は大悦土木でアルバイトをして目標にして、念願の100万円を貯めた。これで母・寿美子（浅野温子）のために家を買う頭金ができたのだ。誠治は父・誠一（竹中直人）に「母のために引っ越したい」と相談する。すると意外なことに誠一は既に引っ越し先の物件を捜してくれていたのだ。感動する誠治に、誠一は就職試験の攻略本を手渡した。実は誠治は医療機器メーカーの採用試験を受けていて、最終選考までこぎつけていたのだ。

真奈美（香里奈）も新たな決断をして歩み始めていた。“橋の設計をしたい”という長年の夢を叶えるため、設計部門に移ることを決心したのだ。

誠治の姉・亜矢子（井川遥）は、喧嘩中の姑・則子（鷲尾真知子）に謝っていた。則子と寿美子の病であるうつ病のことで口論になったのだ。亜矢子が謝罪すると、意外にも則子は自分の非も認めた。ところがある日、則子が寿美子がうつ病であることを使って息子・智也（橋本智哉）を医者の道に進めようとしていることを知り、亜矢子の怒りは爆発する。

誠治の面接日。会場に到着すると誠治の携帯に自宅から電話入る。母だと思って電話に出るとそれは寿美子に100万円もする印鑑を売りつけた訪問販売員・相沢（ムロツヨシ）だった。悩んだ挙句、誠治は面接を受けずに自宅に戻った。

家に戻った誠治に、相沢は商品の代金100万円を支払うように脅した。

夜、帰宅した誠一に誠治は寿美子の一件を相談する。しかし誠治が面接を受けずに帰宅したことを知ると、激高し、金を支払うことも、弁護士に相談することも必要ないと言い放った。

次の日、誠治は西本家のチャイムを鳴らした。玄関先に出てきた幸子（坂口良子）に、寿美子がうつ病であること、自殺を図ったことなどを話し、「母のことは何があっても絶対に自分が守る」と言い切った。すると幸子は、「幸せそうな寿美子のことが羨ましかった」と言い出す。自分を犠牲にして大切に育ててきた息子・和彦（横尾渉）が軽蔑するようになったことを話し始める。2人の会話を、たまたま帰宅した和彦が聞いていた。和彦は「自分が優秀な息子を持った母親になりたかっただけだろう」と言い放ち、出て行った。

翌日、相沢がやってきた。誠治は相沢にこれまで貯めてきた100万円を渡す。寿美子に早く終わらせたかったのだ。相沢は目の前で札束を数えると、「まだ渡していなかった商品だ」と言って、紙袋を誠治に手渡す。相沢が帰った後、誠治が袋の中身を見てみると、就職合格を祈願したお札が入っていた…。

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