花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜卒業式&7と1/2スペシャル
[第5話]
07/31放送

 夏休みになり、佐野泉(小栗旬)が陸上合宿に行ったため、部屋にひとりきりになった芦屋瑞稀(堀北真希)を襲う者が――それは、中津秀一(生田斗真)、難波南(水嶋ヒロ)、萱島大樹(山本裕典)、中央千里(木村了)だった。瑞稀は“イケメンパラダイス”とかかれ、萱島の父の運転するトラックに乗せられ、花火のよく見える場所に連れていかれる。「一度しかねえ夏だ! 楽しくいこうぜ!」という難波に、「おう!」とノリノリの瑞稀。
しかし、そこに「準備はできてるんだろうねえ。海の家のリニューアルオープンは明日なんだよ!」と瑞稀たちの目の前に立ちはだかる女性が! そう、ここは海の家。この海の家を取り仕切っているのは、難波の母・伊緒(森口瑤子)なのだ。リニューアルに備えて人手が必要なため、息子に友人たちを連れてくるよう指示していたのだ。翌日、さっそく瑞稀たちは仕事を手伝わされる。が、肝心の難波の姿がみあたらなかった。

 一方、佐野は、関目京悟(岡田将生)たちと陸上部の合宿に来ていた。
 そんなとき、関目のもとに、難波たちから写メールが送られてくる。「いいなあ」とうらやましがる関目をよそに、そのメンバーに瑞稀がいることを知り、「大丈夫か、あいつ」と心配する佐野。

 難波は女の子をナンパしまくっていた。そこで、元カノで元・家庭教師の田辺可南子(原田夏希)に出会う。ナンパな難波が珍しく「本気で惚れた唯一の女かな」と瑞稀に話す。中津にも、聖ブロッサム学園の今池こまり(黒瀬真奈美)からメールが来るが、返信できずにいる。 

 夜、瑞稀はひとり、女風呂に入っていた。あがったところを、偶然、伊緒にみられてしまう。「どういうこと?」と頭を抱える伊緒だったが、一緒に風呂に入り、瑞稀の話を聞いてやる。「黙ってもらえませんか」と瑞稀が言うと、「いくら憧れの男の子を怪我させたからって普通、男子校に入ったりしないでしょう」と伊緒。彼女はその話を梅田から聞いたらしい。梅田は伊緒の弟だったのだ! つまり、梅田と難波はおじと甥の関係なのだl。

 一方、梅田は佐野につきっきりで筋力トレーニングの指導をしていた。それが、ほかの部員たちにはおもしろくない。

 翌朝、瑞稀、中津、萱島、中央は、浜辺に遊びにやってくる。すると、そこで、桃郷学院の神楽坂真言(城田優)と鉢合わせる。相変わらず高飛車な神楽坂と口論しているうち、瑞稀たちは、売り言葉に買い言葉で、桃郷学院のメンバーと、桜咲学園のメンバーの「どっちがイケてるか」を競う対決をする約束を交わしてしまう。

 その頃、難波と可南子はふたりで海岸で会っていた。可南子は以前、黙って難波の前から姿を消したのだ。また可南子を誘おうとする難波に、「結婚するんだ」と可南子は言う。ショックを受ける難波。
 そんな難波に桃郷学院との対決のことを話すが、難波は乗り気ではない。そこにやってきたのが天王寺(石垣佑磨)とオスカー・M・姫島(姜暢雄)だった。

 夜、瑞稀はさりげなく、中津に佐野の携帯のメアドを聞くが、中津は昔のものしかしらなかった。が、中津は佐野が合宿に行くまでに復活してよかったと喜んでいた。そして、瑞稀に言った。「明日、絶対、負けねえから」。中津は「佐野がいないと対決なんて勝てない」とみんなに言われたことが悔しかったのだ。

 そして、対決の日。
 まずは瑞稀がビーチフラッグ対決をする。みんなは瑞稀に海パンをはけとせまるが、瑞稀は「いい」と遠慮する。すると、伊緒が助け舟を出してくれ、ウェットスーツを貸してくれた。だが、勝負にはまけてしまう。
 次に早食い対決。それはかろうじて勝利。次のイントロ対決にはボロ負けだった……。

 一方、陸上部の面々は梅田に「佐野ばっかり優遇して納得いかない。佐野がどれだけ本気が確かめさせてほしい」と言った。それは大会の標準記録を跳ぶこと。関目はそれを止めようとするが、偶然聞いていた佐野は「わかった」とその勝負を承諾した。

 そして、相撲対決。格闘技には自信のある天王寺が勝負し、勝利。次のバランス対決には中津がチャレンジし、引き分けに終わった。結果、2対2の引き分けだった。しかし、それでは神楽坂は納得いかず、「明日まで何人の女を集められるか勝負しよう。負けた方は全裸で帰る」と言う勝負を言い渡した。仕方なくうけてしまう中津。

 難波はまだ可南子に未練があった。だから、「奪おうと思って」と心配する中央に宣言する。しかし、中央は「それで彼女は喜ぶんですか。相手が幸せになるのと自分が幸せになるのと、どっちが大事ですか?」と難波に問う。あらためてそのことを考える難波。

 難波に憧れている中央はひとり海岸にいた。そこにやってきた瑞稀に、毒しかはかなかった自分を輪の中に入れてくれたのが難波だったと話す。最初は憧れだったのが、次第に胸が苦しくなった、とも。その気持ちを伝えなくていいのかと聞く瑞稀に、そばにいて笑っている顔が見れればいいという中央。瑞稀も「好きというのとは違うけど、そばで笑った顔を見ていたいって人はいるよ」という。

 ひとり黙々とトレーニングをしている佐野のところに、関目がやってきて携帯を渡す。「おれじゃ佐野になんて声かけていいかわからないから」と。佐野が出ると、海の家につながっていた。思わず「芦屋はいますか?」と聞いてしまうと、電話の相手(伊緒)が「もしかして佐野くん?」と逆に聞いてきた。「いろいろ大変ね」という伊緒に「そうでもないです」と答える佐野。
 翌日、伊緒は瑞稀に佐野から電話があったことを伝える。すぐに電話をかける瑞稀。だが、電話に出たのは梅田だった。

 難波は可南子に自分の正直な気持ちを伝えた。3年前、自分はただのガキだった。でも、今は高校に行ってすごく感謝している。結婚する相手が可南子のことを見てくれるなら何の問題もないと言い、「結婚おめでとう」と花束を渡し、その場を去る。
戻ってくると、そこに中央がいた。そして言う。「中津がナンパ勝負、苦戦してるみたいなんです」と。

 その頃、瑞稀は電車で佐野の合宿している場所に向かおうとしていた。梅田から、佐野が、一定基準飛べないと退部になってしまうということを聞き、いてもたってもいられなくなったのだ。

 そして、ナンパ対決。桃郷学院の方は10名の女の子を用意してきた。一方、桜咲学園の方は……ほとんど用意できず、負けが確定しようとしていた……。その時、難波が大量の女の子を引き連れてくる。仕方なく全裸で帰る桃郷学院の面々。

 佐野は全然飛べなかった。最初の2本を失敗し、次がラストチャンスだ……。あのバーを超えなければ退部だ……。佐野が目を閉じた時、そこに瑞稀がやってきた。佐野は集中し、バーに向かって走り出した。願う瑞稀の前で、佐野はそのバーを超えた!……ように見えたが、バーは揺れて落ちてしまった。落胆する佐野に、部員たちは「残念だけどこれで終わりだ」という。そんな彼らに、佐野は「もう一度飛ばせてほしい」と頭を下げるが、部員たちは取り合わない。関目からも頼むがメンバーが聞く耳を持たずにいると、佐野は土下座をしてまで頼み込んだ。ようやく認める部員たち。
 そんな佐野を見て瑞稀は思う。自分が飛ばせようとしなければ、佐野はこんなに辛い思いをしなくてすんだ。佐野から笑顔を奪っているのは自分だと。
09/18 第12話


09/11 第11話


09/04 第10話


08/28 第9話


08/21 第8話


08/14 第7話


08/07 第6話


07/31 第5話


07/24 第4話


07/17 第3話


07/10 第2話


07/03 第1話

キャスト
佐野泉 / 小栗旬(おぐりしゅん)
桜咲学園2年生。中学時代には高跳び選手として将来を有望視されていたが、ある事件をキッカケに高飛びを止めた。一応、陸上部に籍はおいているが、活動はせず体育の授業もサボっている。
クラスメイトであり、寮では同室になった瑞稀をうざいと思うが、次第に「決して諦めないパワー」に影響されていく。酒にめっぽう弱く、料理や菓子に入っている微量の酒でも酔ってしまい、誰彼構わずキスをするいう一面も。
芦屋瑞稀 / 堀北真希(ほりきたまき)
アメリカ帰りの帰国子女で、桜咲学園2年生に編入。中学生の頃、当時、将来を有望視されていた高跳びの選手・佐野泉が跳ぶ姿を見て感動し、ファンになる。
しかし、佐野が自分のせいで高跳びを止めたことを知り、「もう一度跳んでもらいたい」と日本に帰国。本当は女だが、さらしで胸をつぶし、全寮制の男子校に“男”として編入する。佐野とはクラスメイトで、寮でも同室。性格は、底抜けに明るく、感情表現もストレート。スポーツ万能で、特に足が速い。
中津秀一 / 生田斗真(いくたとうま)
桜咲学園2年生。スポーツ万能なサッカー少年で、瑞稀、佐野のクラスメイトであり、親友。
瑞稀が女であることには気づいていないが、なぜか恋心を抱いてしまい、自分はホモなのではと真剣に悩んでいる。
賑やかでお調子者だが、ムードメーカーでもあり、友達思いで、熱く純粋な気持ちの持ち主。芯も強く、一度決めたことは決して曲げない。瑞稀に対しての思いも、自分で納得してからは真っ直ぐに向かっていく。
ジュリア / 美波(みなみ)
瑞稀の親友で今もアメリカに住んでいる。
今回の来日の目的は瑞稀をアメリカに連れて帰ること!!
しかし、佐野に想いを寄せている瑞稀の気持ちを知って彼女はある作戦を実行するのであった。

中津かの子 / 萬田久子(まんだひさこ)
中津の母親。プロのサッカー選手になりたいという中津を何とか大阪に連れて帰り、実家を継がせてたいと考えている。
そんな母親に対し中津は、ある試合で勝ったら諦めてくれと彼女に提案するのであった。
難波南 / 水嶋ヒロ(みずしまひろ)
桜咲学園3年生。瑞稀、佐野、中津らが生活している第二寮の寮長でもある。女の子が大好きな学校一のプレイボーイ。外見と行動はナンパだが、中身は男気あふれており、後輩思いでもある。強いリーダーシップがあるため、寮生からも信頼されているが、特に2年生の中央からは、熱狂的に好かれている。第一、第二、第三の三寮長からなる“花桜会”のメンバーとして、生徒会長的な役割も果たしている。
関目京悟 / 岡田将生(おかだまさき)
桜咲学園2年生。瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
一見すると知的でクールなキャラだが、実はナンパ大好き。だが、いつも「いい人ね」で終わってしまう。陸上部の部長でありながら、陸上に打ち込めずにいたが、困難を乗り越えて高跳びに復帰する佐野や、何事に対しても全力投球の瑞稀らと接しているうちに、少しずつ本気で向き合うようになる。
中央千里 / 木村了(きむらりょう)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。顔が命の美少年。自分と同じ“かわいい系”の瑞稀をライバル視し、最初は何かと嫌がらせをしたりもするが、やがて仲良しになり、瑞稀にさまざまな悩みを相談するように。しかし、そのほとんどは難波の話題ばかり。ただ、本人曰く、ホモではなく「難波先輩は特別」だとか。難波に近づこうとする聖ブロッサム学園の女子たちを片っ端から蹴散らしていく。
萱島大樹 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。中津とは同室。
霊感少年で人のオーラが見え、瑞稀に恋心を抱く、中津のオーラを興味深く観察している。かつては、その不思議な能力から周囲に気味悪がられていたが、唯一、普通に接してくれたのが中津だったのだ。何に対しても余計な詮索も口出しもせずに、じっと人の話を聞き、本当に必要なときだけ、そっと手を差し伸べるタイプ。
梅田北斗 / 上川隆也(かみかわたかや)
桜咲学園の保健医。しかし、実は「身体を見るだけで性別が分かる」というゲイ。ただし、男なら誰でもいいわけではなく、未成年には一切手を出さないのがポリシー。瑞稀のことを誰よりも先に「女」だと見破った。女なのに男子校に入ってきた瑞稀が珍しく、しばらくしてから学校に突き出そうと考えている。しかし、次第に瑞稀の佐野への真っ直ぐな思いを知り、誰にも言わずに、その存在を認めることに。やがて、公私にわたり瑞稀が頼る相談相手に。
嵯峨和真 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
第2寮に所属しており、サッカー部の部長として活躍している。
サッカー大好きな中津とつるみ教室では常に盛り上げ役に徹する。
イケメンに加えて接しやすいその性格が評価されておりイケメンランキングでは常に上位に食い込んでいる。
野江伸二 / 五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
第2寮に所属しており、マンガアニメ研究会の部長である。
イケメンなのに超アニメおたく!?
どんなことに対しても調子がよくおとぼけ天然キャラ。
趣味でウソ発見器を作ったり、コスプレの衣装を手作りするほど手先が器用なのが取り柄。
北花田航平 / 武田航平(たけだこうへい)
第1寮に所属している。しかし実際は第1寮の落ちこぼれ組。
苦労するのが嫌いで何とか楽に物事を片付けようとする世渡り上手なイケメン君。
花屋敷ひばり / 岩佐真悠子(いわさまゆこ)
聖ブロッサム学園の3年生。
生徒会長を務めており、女王様のようなポジションにいる女の子。
どこかへいく時は“ひばり4”という部下を連れていく。
自己中キャラだと思われがちだが、実は誰よりも周りのことを考えているとかいないとか。
今池こまり / 黒瀬真奈美(くろせまなみ)
聖ブロッサム学園の1年生の女の子。ひばりから特に気に入られているこまりだが、正直すぎる性格が災いして、ひばりに毒舌を吐くこともしばしばある。
原秋葉 / 紺野まひる(こんのまひる)
謎多きカメラマンの女。
どうやら桜咲学園のイケメン生徒の写真を撮りまくり、それをブロマイドとして女子中高生のファンに売っているらしい。
しかし本職もしっかり持っており、普段はファッション関係の一流カメラマンらしい。
ただ、毎日のように学園内にいるので果たして本当に働いてるのかも謎。
ファッションセンスはとにかく強烈である。

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