医龍2第7話あらすじ完全版

医龍2

[第7話]

11/22放送

松平（佐藤二朗）のことをスーパードクターと呼ぶ少女、香奈（川島海荷）が北洋病院に現れる。彼女は母親の紀枝（高橋ひとみ）と一緒だった。紀枝は食道ガンで明真大学付属病院から北洋を紹介されて来たのだという。紀枝と香奈は、北洋に松平がいると知って喜んでいた。伊集院（小池徹平）や外山（高橋一生）は何年もメスを握っていない松平のことを信頼する二人を不思議に思う。

藤吉（佐々木蔵之介）は松平がかつて西南大学で母子間生体肝移植を成功させたチームにいたことを知り、朝田（坂口憲二）に告げる。松平は紀枝の肝臓を娘の香奈に移植する手術を成功させていたのだ。そのことから、紀枝は松平に執刀してもらうことを希望。だが、紀枝のレントゲン写真を見て、松平も善田（志賀廣太郎）がその手術がかなり困難であることに気付く。やがて、紀枝が入院してくるが、松平は放射線治療と投薬で様子を見ようと言って、手術することをためらっていた。

その頃、明真では荒瀬（阿部サダヲ）がミキ（水川あさみ）から、紀枝が北洋に転院させられたことを聞く。肝機能低下により、手術の危険性が高くなったため、野口賢雄（岸部一徳）が追い出したのだ。一方で野口は次第に北洋の評判が上がっていっていることを片岡（内田有紀）に追及。本当に北洋を潰せるのかと迫っていた。

紀枝は早急な手術が必要だと言う朝田に、松平は飲んだくれて毒づく。それを見ていた外山は医療ミスが恐いのかと攻撃。怒った松平は外山を殴る。松平は手術ミスを理由に、西南を追い出されていたのだ。

だが、朝田や藤吉は松平が追放された本当の理由を善田から聞く。若くして注目を集めた松平は患者のことよりも、自分が教授になることを重視するあまり、自らの論文の症例データ改ざんに手を染めるようになっていた。そのことが教授にばれて、手の施しようのない患者、いわゆる敗戦処理ばかり任されるようになり、多くの死を目の当たりにしてきたのだ。それが理由でメスを握れなくなってしまったのだという。そんな松平に朝田は、患者が手術してもらうことを望んでいるのだから、敗戦処理などと決めつけるなと告げる。

松平は病院の廊下で香奈から声を掛けられた。紀枝の病気は自分のせいなのかと尋ねる香奈に、松平は放射線治療がベストだから手術しないだけだとごまかす。そこに看護師がやってきて、紀枝が大量吐血したと告げた。このままでは大量出血で命の保証はない。朝田による緊急手術が始まるが、心臓外科の彼にできるのは初期段階までで肝心な部分は消化器外科の松平でなければ不可能。朝田は必ず松平はやってくると信じて、執刀を始めた。

だが、北洋には紀枝の手術を出来るだけの設備が整っていなかった。小高（大塚寧々）さえいれば何とかなるはずだったが、彼女は病院にはいなかった。すると、そこに荒瀬が現れ、医師たちに的確な指示を出し、手術を続行させる。

その様子が映し出された医局のモニターを松平は恐怖のあまり、消してしまう。朝田にできる処置が終わりに近付き、藤吉は松平を捜しに医局へ。そこには波々と注がれた酒と香奈が描いた似顔絵だけが残っていた。

手術室の前で待っていた香奈のもとに松平が現れ、ついに手術室に入った。朝田の処置と松平の執刀を同時進行させなければならず、スピードとコンビネーションが要求されたが、無事に進行。だが、ここで肝臓もガンに冒されていることが発覚。かなり高度な手術となったが、松平は見事に成し遂げる。手術室内が拍手に包まれる中、松平は朝田と固く握手を交わした。そして、次に何かあった時には、すぐに駆け付けるから呼べと言い、酒の入ったスキットルをゴミ箱に捨てる。

松平の手術の件は野口の耳にも入る。大丈夫なのかと尋ねる野口に片岡はうなづき、融資の話を進めようとした。だが、野口は資料に目を通していないと言う。他の会社からも融資の話が来ているというのだ。不敵に笑い、他の融資相手のもとへ行ってしまう野口を見て、片岡はあ然。

鬼頭（夏木マリ）は荒瀬が北洋の手術に加わったことを非難。だが、荒瀬は向こうのほうが面白いと平然と言い返す。一方、善田は野口のもとを訪れ、自分が明真をつぶすと宣言した。

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