医龍2第9話あらすじ完全版

医龍2

[第9話]

12/06放送

朝田（坂口憲二）はチームの面々に９歳の男の子の手術について説明を始める。かつてNGOで働いていた時にバチスタ手術を行った子供、雄太（田中碧海）の心機能が再び悪化したのだという。海外での心臓移植も考えていた両親だが、高額なため、朝田のことを頼ってきたのだ。

その頃、明真大学附属病院では野口（岸部一徳）が部屋で一人、胸を押さえて倒れていたが、ちょうど入ってきた木原（池田鉄洋）のおかげで安静を取り戻す。鬼頭（夏木マリ）を呼んでくるという木原を野口が制止。心臓移植関連学会協議会による視察を成功させるまでは誰にも秘密だという。

一方、片岡（内田有紀）は善田（志賀廣太郎）から野口とは大学の同期で、彼をあんな男にしてしまったのは自分かも知れないと謎の告白をされていた。その後、藤吉（佐々木蔵之介）と会った片岡は雄太のことを聞く。困難な手術に異を唱えようとした片岡だが、自分の家族が重病で病院から放り出されても平気かと聞かれ、ハッとした。

鬼頭は野口の部屋を訪ね、心臓移植施設に生まれ変わって第１号の患者として、ある大企業の会長をほかの病院から転院させるという話を持ち込む。

伊集院（小池徹平）は自分の腕に自信を失い、朝田や外山（高橋一生）にはなれないと落ち込んでいた。そんな伊集院に松平（佐藤二朗）は、お前は天才ではなく、並みの人間だと言う。だが、天才を支えているのは周囲の普通の人だと言って、勇気づけた。その様子を朝田と善田が見ていた。善田は朝田に、仲間とは素晴らしいものだとつぶやく。

野口は病状がすぐれないままで、木原からは手術すべきだと言われ、自分を救える医者は世界に一人しかいないと言って、北洋へ向かう。そして、野口は善田と向かい合った。

若い頃、善田に腕では叶わないと悟った野口はさまざまな手を使って、権力をつかむことに力を注ぐようになっていた。自分は医師であることを辞めたという野口の言葉が、善田には忘れられずにいたという。野口は涙を流して善田に土下座し、命を救ってくれと頼んだ。

善田は野口が朝田に手術してほしいと言っていることを報告。３日後の視察までには完全復帰していたいのだという。外山や小高（大塚寧々）らは反対するが、藤吉から心は決まっているのだろうと聞かれた朝田はただうなづいた。

屋上にいる朝田のもとに片岡が現れた。野口の手術をするという朝田の言葉に片岡は驚いた。朝田は片岡に患者が助けてほしいと願っていれば、手をさしのべるのが医者だと言う。

片岡は野口のもとを訪ねていった。外資系の企業は融資先のことを徹底的に調べるから、野口の病状を知った会社は手を引くだろうと言う。そして、野口の手術を認めるかどうか決めるのは、北洋のオーナーである自分だと言い、交換条件を出した。

片岡は朝田に野口を受け入れる条件として、雄太のオペを明真で行うよう告げた。手術するのは朝田のチームで、それが終わった後、彼らはそのまま明真に移れと言う。

野口の手術が始まった。朝田は困難な術式を告げ、チームの面々は驚くが、朝田を信じて手術を開始する。松平は見学室から伊集院にエールを送っていた。

野口の手術は無事に終了。臓移植関連学会協議会の視察の日が訪れる。一方で野口は融資について、先方と話を進めていた。野口の体調に問題があれば契約内容を変えるという条件を認め、融資話は成立。だが、その相手は片岡の会社ではなく、裏で話を進めていた外資系企業だった。そのことを知った木原は驚くが、片岡の会社と契約するのは雄太の手術が成功すれば…という条件だったはずだという。野口は９歳児の２度目の心臓手術など成功するはずがないと決めてかかっているのだ。

やがて、明真にやってきた朝田たちのチームを荒瀬（阿部サダヲ）とミキ（水川あさみ）が出迎える。

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