流れ星
[第6話]
11/22放送

「先生、あたし手術しないって決めたから」マリア(北乃きい)は主治医の神谷(松田翔太)に言った。兄・健吾(竹野内豊)が自分のために梨沙(上戸彩)の肝臓を買ったという事実を知ったからだ。真実を知ったマリアは移植をひたすら拒否。健吾や母・和子(原田美枝子)が病室にきても話をしようともしなかった。

その頃、岡田家を修一(稲垣吾郎)が訪ねていた。「梨沙の兄」と名乗った修一は、和子に「梨沙をドナーにするのはやめてくれ」と頼む。その上で、お金を要求した。和子は修一にお金を支払う…。  


健吾は移植手術を拒むマリアを説得できずにいた。「手術受けてくれ」という健吾に、マリアは「梨沙さんのこと好きでも何でもないんでしょ」と反論。そして「結婚をしないでほしい」と言うのだった。

病院で健吾は神谷に呼び止められた。神谷は「マリアから金銭の授受があったことを聞いた」と言い、「手術はできない」と告げる。金銭の授受があればそれは臓器売買であり、もし世間に知れたら、この病院では移植手術はできなくなると言うのだ。それでも健吾は「マリアを助けてあげてください」と懇願する。

マリアと一緒に病院を抜け出した後、体調を崩して病院に搬送された涼太(桐山照史)は、それ以降、体調が悪化していた。マリアは涼太の病室を訪ねると「移植手術はしない」と伝える。そんなマリアを涼太は叱った「生きることができるのになぜ断った?お前は皆に甘えているだけ」と…。

涼太は病室に健吾を招いた。そして「ありがとうございます。ドナーを見つけてくれて」と礼を言った。涼太はマリアに生きて欲しいのだ。そして「あいつに手術を受けさせてください」と頼むのだった。

涼太の調子はますます悪くなり、息を引き取った。

健吾も苦悩していた。「神谷先生の言うとおり、結局俺がやっていることってただのエゴで、マリアにだって自分の気持ちを押し付けているだけではないか」と。そんな健吾に「生きていて欲しいって気持ちは本物じゃん」と慰めた。そして「金のためだけじゃなくて、あの子を助けたい」と言うのだった。

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キャスト
岡田健吾 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
新江ノ島水族館で飼育員として働いている。
朴訥とした性格で周囲の人々から慕われる。

大学の同級生だった美奈子と婚約中。

健吾の妹・マリアの病状が悪化したことが、
彼を思いもよらぬ行動に走らせていく。
槇原梨沙 / 上戸彩(うえとあや)
兄の借金を返すため、イメクラで働いている。
子どもの頃に両親に捨てられてから兄とふたりで生きてきた。

周囲に見せる天真爛漫でハツラツとした笑顔の裏で、
実は人生に絶望している。

自分が死んでも誰も悲しまないと思っていた矢先、
健吾と出会い、運命が動き出す。
神谷凌 / 松田翔太(まつだしょうた)
神奈川県立藤沢大学付属病院・消化器外科の医師。マリアの主治医。
正義と理想に燃える性格。

健吾と梨沙の偽りの結婚を知り、倫理的な気持ちと
マリアを助けたい気持ちで葛藤する。
岡田マリア / 北乃きい(きたのきい)
神奈川県立由比ケ浜高等学校の3年生。健吾の妹。

明るく元気のいい性格だが、ある重大な病を抱えている。

主治医の神谷に憧れつつも、同じ病院に入院している涼太と意気投合する。
槇原修一 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
梨沙の兄。優しすぎる一面があり、いろんなことを背負い込んでしまう性格。

親に捨てられた幼いころは、梨紗を幸せにすることだけを考えて生きていた。
貧しい生活の中、悪事を働いてでも梨沙を養い必死で育てた。

しかしギャンブルにハマッたことから人生を踏み外し、
今では借金にまみれ、梨沙に借金の肩代わりをしてもらっている。

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