メイちゃんの執事
[第8話]
メイ（榮倉奈々）は聖ルチア女学園を出て、生まれ故郷の仲本家に居候することにした。03/03放送
剣人（佐藤健）はメイの側にいることを決めて執事を辞める。
その頃、熱を出していた理人はルチア（山田優）に看病され回復していた。
翌日、メイの元を理人が訪れる。本郷家の通達を伝えるためだ。「１週間以内に聖ルチア女学園に戻らなければ、学費の支払いを停止する」「その後は、今後は本郷家との関わりを絶つ」「財産分与等の権利も放棄する」というものだった。
本郷家当主・金太郎（津川雅彦）は、理人にルチアの執事に戻るよう命令した。
仲本家に泉（岩佐真悠子）やリカ（大政絢）たち、聖ルチア女学園時代の級友・執事がやってきた。みんなメイを連れ戻しにきたのだ。剣人は、メイがルチアから嫌がらせを受けていた、クラスメイトに危害を加えると脅されたこと、などを皆に話す。
それを聞いたみるく（吉田里琴）は、ルチアならやりかねないと皆に告げる。
翌日、メイのもとに、ローズ（堀内敬子）と執事・桜庭（鈴木浩介）が現れた。
仲本家から帰ろうとしないローズは、メイのためにうどんを打つ…。うどんを食べたメイは驚いた。それは両親が作ったうどんに似た味だったからだ。
驚くメイに、ローズはメイの母・ユウの話を始める。ローズとユウは聖ルチア女学園の同級生で親友同士だったそうなのだ。ユウは東雲家の令嬢だったが、東雲家が事業に失敗し学園にいられなくなった。何もかも失ったユウがたったひとつ手に入れたのが、メイの父・周太郎だったとローズは話した。
ローズは、以前、メイに告げた言葉を再び投げかけた。「戦う意思のないものに幸せはめぐってこない」
その夜、理人はメイがいた部屋で彼女のことを考えていた。
同じころ、海岸では同じように剣人もメイのことを考えていた。メイの元気がない。これではメイはメイではない…。
「どうすりゃいいんだよ！」と叫んだ…。
翌日、剣人は聖ルチア女学園を訪れ、理人に戦いを挑んでいた。一方的に理人を殴りつける剣人。
しかし、「お前なんかにメイを渡してたまるかよ！」と剣人が理人に叫んだ瞬間、理人は剣人を殴り飛ばした…。
その頃、メイは、みるくの操縦するヘリで学園に駆けつけていた。殴りあう2人の姿に目をそらすメイに、ローズは「ふたりの姿をちゃんと見なさい」と命じる。
剣人はもう立っていられなかった。それを理人が支えた。剣人は「負けられないんだ、俺は…」と消えそうな声で言うと、理人は「俺もだ」と剣人に告げた…。剣人は倒れこんで泣き崩れるのだった…。
それを見たローズは、メイに学園に戻るかどうかをたずねる。黙っているメイに、理人はメイの側に来ると手をそっと差し出した。
「もう二度とメイ様のそばを離れません。私は、メイ様の執事ですから」理人の言葉に、メイは理人の手に自分の手を重ねるのだった…。
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