斉藤さん
[第1話]
01/09放送

東京郊外の住宅地に一戸建てを購入し、引っ越してきた早々、若葉(ミムラ)は、周囲の目ばかりを気にするママ。前の幼稚園で仲間外れにされた苦い経験から、人の顔色ばかり伺うようになっていたのだ。

そんな若菜は初めての朝から強烈な人を目撃する。ゴミ収集所で規則を守らない年配主婦に対して「ダメなものは、ダメです!」と、ゴミを突っ返す女性(観月ありさ)がいるのだ。

夫の透(佐々木蔵之介)、息子の尊(平野心暖)と一緒に、"平穏無事"な暮らしを始めようとしていた若葉にとっては衝撃的な出来事だったのだ。「面倒には巻き込まれたくない」と、逃げるように家に戻る若菜。

幼稚園の初日、早く園ママと親しくなりたい若菜は、幼稚園の世話役的な存在の三上りつ子たちのグループにすり寄る…。

ところが、その女性と尊が入園する「こばと幼稚園」で再会するのだ。彼女は「斉藤さん」。この人こそ、相手が誰でも「ダメなものはダメ!」と、ハッキリ物を言える歯に絹を着せぬ、割ったような女性なのだ。

こばと幼稚園でも斉藤さんはいわば「変人」。近所のトラブルメーカーで園ママ達からは敬遠されていた。「身体中に刺青を入れるヤクザ」「若い男と不倫している悪女」など、あらぬ噂を立てられている。

彼女のすごいのは「本当に怖いものが無いんじゃないか」と思うようなところで、不良高校生に平気で注意をする、恐そうなお兄さんにも立ち向かう…。まさに命知らずのいわばスーパーウーマンなのだ。

若葉は仲間外れにされることをおそれ、三上りつ子(高島礼子)率いる、園ママグループに入ろうと必死で、ご機嫌取りをする…。

自分が仲間はずれにならないように――それだけに夢中になる若菜は、尊が運動会用ダンスの振り付けをなかなか覚えられなくて困っていることに気づいてあげられない。

そんななか、幼稚園の運動会の日が高校の模擬試験の日と重なっていて、高校の保護者で市会議員の妻から「うるさいから音楽を自粛してほしい…」と要請がある。音のないままお遊戯をする園児達…。

「そんなの可笑しい!」とひとり抗議する斉藤さんに、周囲のお母さん方は冷ややかだ…。

そんなある日、尊との帰りにスーパーに寄ると、三上さんと一緒にお茶をしていた園ママ達が若菜と尊の噂をしていた。
「運動会直前に入園させるなんて迷惑よね」
「クッキーを配っていたけど、ポストに入れたクッキーなんて気持ち悪くて食べられないよねえ」
「三上さんも食べていないって…」

その言葉を聞いて若菜はショックを受ける。みんな嘘だったんだ…。

悩む若菜、お遊戯が踊れず友達と馴染めない尊。

そんな様子を見ていた斉藤さんは、若菜に「自分の子をきちんと見ろ」と指摘され、ショックを受ける…。

「斉藤さん、私はどうしたらいいのでしょう…」

その日、幼稚園が終わると、若菜と尊はお遊戯を教えてもらうために斉藤さんの家を訪ねる…。

そして「こばと幼稚園」の運動会の日がやってきた。

はじめはうまく踊れなかった尊だったが、「ほら、尊君!腕をグルグル!練習したよね。やってみようよ!! 笑ってごらん!!」斉藤さんの言葉にニッコリ笑った尊は、お遊戯の輪の中に戻り、一生懸命踊り始める。

一生懸命踊る尊を見て、若菜はようやく心から息子のことを応援し始める…。

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01/09 第1話

キャスト
斉藤全子 / 観月ありさ(みづきありさ)
とにかく曲がったことが大嫌い!時と場合によっては暴力も辞さない強いお母さん。葉に衣を着せぬ物言いだから、もちろん敵も大勢だ。「だから、何?」1児の母は、逃げも隠れもせず悪に立ち向かうのだ!!
30歳、1児の母。

真野若菜 / ミムラ(みむら)
とにかく事なかれをヨシとする日和見主義。引っ越す前の幼稚園である事から園ママさん達に無視された経験アリ。引越してきて、斉藤さんたちの子どもが通う「市立こばと幼稚園」へ子どもを通わせ始める。26歳、一児の母。
真野透 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
若菜(ミムラ)の夫で、家族を大切にする優しい一児の父親。36歳。
望月正行 / 古田新太(ふるたあらた)
佐原加奈子 / 須藤理彩(すどうりさ)
三上りつ子 / 高島礼子(たかしまれいこ)
小倉奈美 / 北川弘美(きたがわひろみ)
山本みゆき / 濱田マリ(はまだまり)
中村久美 / 矢沢心(やざわしん)

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