斉藤さん第10話あらすじ完全版

斉藤さん

[第10話]

03/12放送

突然、夫の赴任先の南アフリカへ息子の潤一（谷端奏人）と一緒に引っ越すことになった斉藤さん（観月ありさ）。親友の真野にそのことを伝えるタイミングが見つからず悩んでいた。引越しの準備のため役所に転居届けを出すなど、幼稚園・小学校の統廃合を話し合う保護者会に出席できないまま…。

斉藤さんが保護会を心配する真野（ミムラ）からメールを受け取った斉藤さんだったが、一緒に小学生に通えないと知ったときの真野の反応が見たくなくて、会うことを避けるようになっていた。

そんなある日、三上（高島礼子）に呼び出された斉藤さんは、贈収賄の一件には柳川議員より市長と一部の議員が深く関わっていることを明かされる。「絶対に許せない！」という斉藤さんに対して、三上もこのことに関して決意していると話す。幼稚園や幼稚園を思う三上の真剣さに、斉藤さんは自らの引っ越しの話をする。

一方、いつもと違う斉藤さんの様子を心配する真野。真野は、家にも上がらせてくれない斉藤さんが、何かを隠していると考えた。そんなとき、三上は贈収賄事件を追いかけているライター・坂本（高杉亘）からいろいろ事情を聞かれていた。斉藤さんが三上と一緒いたと聞いた真野は本当に斉藤さんのことを心配する。

坂本が何者かに襲われて負傷する事件が発生。三上は斉藤さんの性格といつもの行動を心配し、冷静になるよう忠告する。三上は、保護者たちを呼んで事件の経過を説明し、斉藤さんには、再度危険な行動を避けるよう告げるが…。斉藤さんは、市議会に乗り込むと宣言する。どよめくなか、「みんなには迷惑を掛けない」とそのまま去っていってしまうのだった。

市議会当日、斉藤さんは桜井綾子（石橋杏奈）や新見けい（高橋みなみ）に柳川正義（山田親太郎）を連れてくるように伝える。また、傷を負ったライター・坂本にも声をかける。傍聴席に乗り込んだ斉藤さんは、柳川議員の弁明の際に「ちょっと、いいですか」と声をかけ、自分の考えをぶつけた。「連れ出しなさい！」という議長の声に、待ったをかけたのは柳原議員だ。「あの人の話を聞きませんか。もしそれがダメなら、私のほうから少し詳しい話をしますが」そういうと、柳原は斉藤さんを議会内へと招きいれる。斉藤さんが席を動いたとき、斉藤さんの後ろの席に座っていた息子・正義の姿が柳川議員の目に入った。

「正義…」

結局、つまみ出される斉藤さんだったが、傍聴席で見ていた息子・正義を見つめる柳川議員の目には、ある決意が浮かんでいた。

外に出てきた斉藤さんを待っていたのは三村さんのグループだった。みんなで斉藤さんを待っていたのだ。「大丈夫？」声をかける三村さんに、「大丈夫」だと答える斉藤さん。あとから出てきたライターの坂本は「斉藤さんのおかげで、いい記事が書ける。これで注目が集まれば市長は飛ばされる。めでたし、めでたし、だよ」といい足早に去っていくのだった――。

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