斉藤さん第3話あらすじ完全版

斉藤さん

[第3話]

01/23放送

バザーの翌日、嫌がらせのため、幼稚園の園庭は生ゴミがばら撒かれた。犯人は柳川(田中親太郎)達だと確信した斉藤さん（観月ありさ）は、阿久津高校に相談に行くが、副校長（渡辺哲）は取り合ってくれない。

仕方なく校舎を出る斉藤さんの姿を、この前、斉藤さんに財布を届けてもらった女子高生たちが見つける。
「あ、斉藤さんだ」「相変わらず、忙しい人だねえ～♪」でも、彼女たちの言葉には、どこか親しみが込められていた。

そんななか、通園途中の三上(高島礼子)の娘が、ラッカースプレーを掛けられる。これも、あの高校生達の仕業か!?事態が悪くなる一方だと、三上は斉藤さんに「あなたは何もしないで」と訴える。同調するように、幼稚園側も「任せて欲しい」と、斉藤さんをけん制する。悪いのは高校生なのに、問題がすりかえられて、いつの間にか斉藤さんが悪者になっていった…。

すっかり困ってしまう真野（ミムラ）。そんなとき、阿久津高校の生徒・綾子（石橋杏奈）やたちに声をかけられて、今までの出来事を相談すると、やはり犯人は柳川達らしく、彼らが幼稚園の壁も狙っていると話してくれた。
髪の毛の色は派手だし、化粧も濃くて、ちょっとコワイ女子高校生だと思っていたのに、彼女たちはとてもいい子だった。彼女らの見方が変わった真野。そんな真野に綾子たちも好感をもっていた。真野と彼女達はメールアドレスの交換をする。

真野の話を聞いて幼稚園に行った斉藤さんは、夜、幼稚園の壁に落書きをしている柳川達を目撃する。斉藤さんが注意をすると、ラッカースプレーを噴射して逃走していった。心配する真野は、斉藤さんに「一人で行動しないよう」お願いするが…。

とうとう、とんでもないことが起こる。夜、高校生達が幼稚園の壁や窓ガラスに、スプレーで落書きをしたのだ！幼稚園からの連絡で、保護者が幼稚園に集められる。
「こんなにひどいことになったのは、斉藤さんが勝手なことばかりするから!!」
三上の言葉に、斉藤さんは深く頭を下げた

――そのときだ。モップや雑巾、落書き消しを持った大勢の女子高生達が幼稚園にやってくる。保護者たちは、恐々と彼女たちの様子を遠巻きで見ていた。

女子高生たちは園長先生に、壁の落書きを落とすのを手伝わせてほしいと願い出たのだ。そして、斉藤さんを責めないでほしいと三上に訴える。「謝らなくっちゃいけないのは柳川たちで、斉藤さんが謝るのはおかしい！」と。

「私たちは斉藤さんが好き。いい大人とうわべだけいい顔をしている大人の区別くらい、私たちには見分けがつくんだから…」彼女達は続けた。

彼女達は真野からメールをもらって「斉藤さんのピンチ」に駆けつけたのだ。保護者と女子高生が一緒になってペンキを落とし、幼稚園はきれいになる。

その夜、真野の携帯に初めてメールが入った。「ありがとう。友達の斉藤より――」

翌日、幼稚園へのお迎えの帰り道で、斉藤さんは柳川に声をかける。
「あのさ、何か悩みがあったら…いつでも相談して！」

そんな斉藤さんの姿を、柳川は黙って見つめていた…。

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