斉藤さん第4話あらすじ完全版

斉藤さん

[第4話]

01/30放送

こばと幼稚園の園児たちの間では、ポータブルゲーム“ＧＳＶ”が大流行！遊びに行くときの必需品化していた。斉藤さんの息子・潤一（谷端奏人）や若葉（ミムラ）の息子・尊（平野心暖）、中村（矢沢心）の息子・真（加藤清史郎）は、ゲームで遊ぶ子供達がうらやまして仕方がない。

「子供の機嫌をとるのは簡単！でも、それではいけないのでは…」子供を自然の中で遊ばせたい斉藤さんは、ゲームを買ってあげない主義だ。斉藤さんの意見に若葉も憧れる。ところが、息子たちはサンタさんにＧＳＶをお願いするとうれしそうに話している･･･。

ある日、幼稚園で尊と聖南が喧嘩をした。理由はＧＳＶの貸し借りだ。尊を叱る若葉を見て、泣かされた聖南の母親・阿部はＧＳＶを借りようとした尊のことを逆にかばうにだった。そんななか、樺（山口佳奈子）に呼ばれた斉藤さんと中村は、ゲームをもっていない子供達がダンボールでＧＳＶのおもちゃを作っていたことを教えられる。

そんな中、幼稚園に持ってきた聖南のＧＳＶが消えた。聖南が、幼稚園に持って来ていたことが間違いないと分かり、ＧＳＶを持っていない子供たちが盗んだのでは･･･と、噂がながれた。ところが、翌日、聖南のＧＳＶが下駄箱の上から見つかり、保護者たちはホッとする。
ところが、もし、潤一が盗ったとしても、きちんと原因を見つけ出し、みんなの前で謝らせたいとする斉藤さんに、三上（高島礼子）は、「子供のことを考えて！」と、強く反対した。

その夜、若菜は尊の話から、子供たちが秘密にしていることに気付く。同じ頃、斉藤さんの家では、潤一がＧＳＶ紛失の真相を話し始めていた。実は、誠がポータブルゲームを隠したのだ。理由は、ゲームで遊びたくないからではなくて…ゲームがあると、みんなで遊べないから。一緒に遊んでくれないから…。

「一緒に謝ろう」潤一の言葉に、誠は「僕、みんなに謝りたい」と一緒にみんなの前で謝った。ゲームを隠した理由もしっかりと話した。…すると、子供達は、そんな2人に拍手で応えるのだった。

その様子を見ていた三上は斉藤さんに問いかける「人間の中には、一度過ちを犯すとずっと疑いの目で見る人もいる」と。
三上の言葉に、斉藤さんは「少なくても子供達はスッキリしたと思います。それに、悪いことは謝るという姿勢も伝わったのではないでしょうか。…そんなやからは、放っておけば良いと思うんです」と応え、一礼をして去る。
「正しいことだとは、分かっているのよ。でもね、現実には…」そう言いたげな三上は、ひとり、小さく苦笑するのだった。

その夜、斉藤さんと潤一は、大きなクリスマスツリーの前に来ていた。
「よく頑張ったね。潤一はいい事をしたんだよ」斉藤さんは潤一を思い切り抱きしめる…。

空からは…雪が舞い降りた。

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