山おんな壁おんな第10話あらすじ完全版

山おんな壁おんな

[第10話]

09/06放送

丸越デパートで「カリスマアーティスト・王子たちの素顔」というイベントが開催され、井口（西島秀俊）が講演に立つが、彼の津軽弁を笑い誰も話しを聞こうとしない。
その様子を見ていられなかった恵美（伊東美咲）は、思わず助け舟をだす。
あっけにとられて恵美を見つめる井口…。

その様子を高い所からロンドン店店長の岡島常務（小野寺昭）が見ていた。丸越デパートのスパイ・リカ（三浦理恵子）が調べたところ、奥園社長（若林豪）の入院を知り、丸越デパートの乗っ取りを狙って、急きょ帰国したらしい。
数日後に臨時総会を開き、そこでのクーデターを企てているのだ。
しっかりしなければいけない奥園専務（及川光博）は、岡島常務にペコペコオドオドするばかり…。
おまけに葛沼部長代理（温水洋一）は岡島常務に寝返ったようで、岡島にピッタリくっついて行動している。

「しっかりして下さい！　社長と私達社員を守れるのは専務だけなんですから！！」と、奥園専務を叱咤激励する恵美。

恵美の言葉に意を決した専務は、クーデターを失敗に終わらせるために奔走する…。

岡島常務は社長の留守をコレ幸いと本店内をあちらこちら調べまくる。
その様子を見ていた松原徹人（川田広樹）は、岡島がロンドンで《吸血鬼のドラ様》と呼ばれていると恵美たちに話す。売り上げを伸ばすためにはあっさり社員を切り捨てる血も涙もない人間らしいのだった。

クタクタになって家に帰った恵美が風呂に入ろうと湯船にお湯を入れると、給湯器が故障して湯が出ない。原田（鈴木砂羽）に助けを求めると井口が修理にやって来る。

左官だけでなく何でもこなす井口。風呂の修理も無事終えると、恵美の部屋でビールを飲み始める。
「お前の冷蔵庫は男らしいなあ…」恵美の冷蔵庫の中を覗き込んで井口は呟く。冷蔵庫にはビールと従兄弟の和男（佐藤二朗）のところのチーズしかない。
それでも気の知れた恵美と井口は酒盛りで盛り上がりそのまま寝込んでしまうが、途中で目を覚ました恵美は井口の顔に油性のマジックで落書きをしてしまい、井口はそのままの顔で帰っていってしまう。

「だから、ごめんって！」井口からの電話に笑いながら謝る恵美。どうやら、落書きされたままの顔で電車に乗ったらしいのだった。

翌日、デパートでは岡島常務と葛沼部長の様子が怪しい…。岡島常務は汚い手を葛沼部長代理に指示した。

なんと社長と専務に不利な怪文書を流して臨時総会を有利に進めようとしているのだ。
葛沼副部長が店内各フロアに流した怪文書を、必死で回収する恵美。

しかしなんと、常務の《しもべ》のように怪文書の作成していた葛沼副部長は、実は岡島常務に協力をしているように見せかけて常務の手の内を探っていたのだった。葛沼副部長を恵美はちょっぴり見直す。

奥園専務の頑張りで岡島部長のクーデターは失敗に終わる。
「君のお陰だ！」と専務は恵美を食事に誘うのだった。頑張った奥園専務の好意を恵美が快く受けると、専務はとても喜んだ。

一方、まりえ（深田恭子）はトラブル処理に頑張る松原（川田広樹・ガレッジセール）に恋してしまったことを恵美に告白する。彼の汗にトキメキを感じたのだそうだ。

仕事が終わって、恵美が家に戻ると玄関前には井口が待っていた…。
「マジックで顔にいたずら書きをした仕返しに来た！」と逃げようとする恵美を呼び止める井口。

「仕事先でハムやソーセージを貰ったから差し入れに来た」

恵美にビニールを渡して井口は帰っていく。ビニールの中を見るとスーパーのレシートが…。

「井口、買ってくれたんだ…」

去り行く井口を見つめる恵美だった…。

そんなある日、バッグ売り場に従兄弟の和男（佐藤二朗）がスーツを着てやってきた。結婚をすることになり結婚指輪を買いに来たという。フィアンセも一緒に来ているらしい。

「私の親戚になる人だから、ぜひ紹介して！」と恵美が和男に頼む。まりえたちも興味津々だ。
恵美の前に現れた《和男のフィアンセ》は、なんと大山　遥（小池栄子）だった！！

あまりの衝撃にフラフラと気を失ってしまう恵美だった。

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