たむらけんじ､｢炭火焼肉たむら｣の繁盛で有り得ないボロ儲け

数多くのタレントや芸能人が､飲食店を経営している現在｡
成功例を挙げるとすれば､1つには｢炭火焼肉たむら｣が入るのではないだろうか｡

たむけん自身がお笑いのネタとして使ったり､後輩や先輩芸人にも｢あいつの本業は焼肉屋｣と茶化されたりしているが､2006年12月に1号店をオープンして以来、今では4店舗までチェーン展開しているのだから､これはなかなかのもの｡

しかし､たむけんが飲食店を始めたのは他の芸能人たちと違い､けして"食通が興じて”というわけでも”副業として”というわけでもなく､また"名前を貸しているだけ"というわけでもない｡

薄給で貧困生活を強いられていたところ､身内の焼肉屋が閉店したので｢使わない店なら自身で経営しよう｣と名義と店名を変更して再営業させたというのだ｡

そもそも､経営に関してはまったくの無知で､経営者としても完全にゼロからのスタートだったたむけんが､どのようにして｢炭火焼肉たむら｣をここまでの繁盛店に育て上げたのか｡

とても興味深いところだが､それについては本人が著書『なぜド素人経営者の焼肉屋は繁盛したのか？』にまとめているので､これから飲食業を始めようと考えている人は､一読してみてはどうだろう｡

店舗拡大の失敗や､大きな話題となった食中毒事件にも触れ､サービス業の難しさとその対策などについてもきちんと書かれている｡

また､特にたむけんらしさとして､アルバイトなどの人材選びについて､自身がお笑い芸人として培ってきた目でどんなタイプが喜ばれるかを述べている部分は､なるほどと納得できて面白いはずだ｡

『なぜド素人経営者の焼肉屋は繁盛したのか？』は､いろいろと参考になる本ではあるが､これから飲食業を始めようとする人がもっとも参考にしたいのは､もしかしたらたむけんの年収かもしれない｡

公式ホームページのプロフィールによると､現在のたむけんの年収はなんと1億2千万円だとか!
ぜひとも､たむけん流経営を学び､あやかりたいところだ｡

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