貧乏男子ボンビーメン第1話あらすじ完全版

貧乏男子ボンビーメン

[第1話]

01/15放送

小山一美(小栗旬)は大学３年生。毎日、毎日を前向きに生きる、元気いっぱいの青年だ。
ただ、唯一(?) 惜しいところは、彼がお人好しなところ･･それもバカが付くほど相手に「NO」がいえないのだ。
お陰で大学入学当時、サークルの勧誘を断れず、「お願い」された21サークルすべてに入会する。あきれたお人好しなのだった。
その分、友達は大勢いた。ただ、大勢過ぎて、つきあいをこなすために多額のお金がかかってしまう…。

そんな彼がよりどころにしていたのは、ローン会社の無人契約機で作ったキャッシングカードだ。
自分の為…というより、友人が困っていると、彼は率先して借金してしまう。
良くいえば「金よりも友人を大切に」が信条なのだ。

一美はお人好しだけど頭が悪いわけではなかった。借金も返すアテがない…わけではないのだ。実は、既に就職先の内定が出ていた。
給料が貰えるようになれば学生時代くらい、あっという間に完済だ！
一美は前向きな発想(?) で、本気でそう考えていた。

ところがある日、一美を更なる借金地獄に追い込む事件が起こる。それは一本の電話が始まりだった。
学園のマドンナ・すみれ（仲里依紗）がヤクザの車に傷をつけてしまい、一美に助けを求めてきたのだ。
ちょっと疑えば「オレオレ詐欺」だとわかるような嘘なのに、人を疑うことを知らない一美は、さらに20万円という借金して2人組に金を渡してしまう。

「こんなんで騙されるバカがいるんだな」２人組の男は、笑いがとまらない…。

この2人は、法外な金利で金貸しをしている伝説の元ホスト・オムオム（ユースケ・サンタマリア）の子分・テルテル（上地雄輔）とチャぎー（音尾琢真）。

騙されたことを知った一美は奪われた20万円を取り返そうとテルテルとチャぎーを追った。追っている途中、引田修三（八嶋智人）と中原未海（山田優）と出会う。
ふたりとも、オムオムから借金をしている「客」だった。

この2人も、ちょっと癖のある人物だった。引田は巡査なのだが、人助けは嫌い。未海はいわゆる「買い物依存症」で、消費者金融に勤める「消費者金融レディ」だった。

あちらこちら画策するも、20万円を取り返せない。
そんなある日、一美のアパートの隣室に白石涼（三浦春馬）が引っ越してきた。
涼の部屋に何もないことを知ったバカお人好しの一美は白石のためにATMに金を引き出しに行くと、
「お借り入れが出来ません」の文字。

一美の借金は、借り入れ限度額いっぱいだったのだ。それでも、「別のカードを作ればいい」と楽天的。
そこで、別の金融会社のカウンターに行くと、そこには未海が座っていた。
　
「ご利用は計画的に！」

冷たく言い放つ未海。
そこで、一美は未海に自分の抱えている借金総額を教えられガク然とする。いつの間にか借金は大金になっていたのだ。

未海と引田から「就職内定先に借金があることがバレルと内定取り消しは間違いないからバレない所から借りるのが一番」とアドバイスされる一美。それは、2人が借金をしているオムオムのところだった…。

金策に困った一美は、「騙し取られた20万だけは返してもらおう」とオムオムが経営するホストクラブへ乗り込む。事情を聞いたオムオムは、一美に提案する。

「ただ20万円返すだけじゃつまらないから、一つ課題をクリアしたら、借金を帳消しにしてあげよう」

その課題とは、200万枚の封筒を一晩ですべてのりづけすることだった。課題を達成すれば100万円。達成できなかったら、20万円も返さないと…。

「無理だから、そんな賭けをしないで普通に20万円を返してもらえ」という引田たちの意見も聞き入れず、一美は「やります!!」と答えるのだった。

「金より友人を大切に」生きてきた一美は、こんなときこそ友人を頼りにする。携帯で「手伝ってほしい」と一斉メールを友達に送ったのだ。
友を信じて一美は待った…すると、200人以上の友達が封筒ののりづけを手伝ってくれたのだ。

一美は今、確信した――持つべきものは友人だ!!

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