貧乏男子ボンビーメン
[第3話]
モヤシを売ることに失敗した一美（小栗旬）。完売できなかったときは、オムオム(ユースケ・サンタマリア)の言い値で利息ｶﾞ決まるという約束をしていたのだ。01/29放送
一美のアパートに、オムオムの手下・チャぎー（音尾琢真）とテルテル（上地雄輔）が現れる。そして、オムオムからの伝言を一美に告げる。伝言は、例の利息の件だった。
「利息は、トイチ――」
十日で一割の利息をオムオムは一美に課したのだ。106万の借金があっという間に膨れ上がってしまう。利息の高さに驚く一美。いつものこと(?)ながら、一美は引田修三（八嶋智人）、中原未海（山田優）と、これ以上借金を増やさないことを宣言していた。
一美がｶﾞ学校に行くと、すみれ（仲里依紗）から「卓球大会に出てほしい」と頼まれてしまい、早速、練習をスタートする。借金返済のために一美はバイトを掛け持ちしていた。ファミレスに工事現場、そして卓球の練習――一美の体を白石（三浦春馬）は心配していた。
バイト先に出勤する途中で、一美と未海は、引田が清楚な女性と話しているのを目撃する。女性が去った後で引田に声を掛けると、引田は彼女と結婚すると言うのだ。
結婚が目の前に迫った引田は絶好調だったが、ある日、女性から結婚を取りやめにしてほしいと伝えられる。何でも彼女の親が事業に失敗して、結婚できないのだというのだ。
一美は、オムオムに毎日返済に訪れていた。その日、返済に訪ねると、既に未海と引田がオムオムの事務所に来ていた。2人も借金の返済に来ていた…のだ。
ところが、一美と未海がオムオムの部屋から出ようとすると、突然、引田がオムオムに「２００万、貸してもらえませんか？」と、借金を申し出たのだ。
未海と一美に、引田は彼女の家庭の事情を話す。「お金借りてまで結婚するなんておかしい」と言う未海。そんな未海に「幸せになって悪いのか」という引田。そんななか、一美は、「引田さんが、本当に結婚したいと思っているなら…止めない」という。
結局、引田は婚約者に金を渡してしまう。そして、挙式当日、晴れやかな笑顔で、彼女が待っているはずの式場に向かった。
ところが、である。未海が働いている消費者金融に、「引田の婚約者」が来店する。以前、見かけたときには清楚なお嬢さんに見えたのに、今の彼女は、全くの別人、派手な服装をした女性だった。彼女は、高額の借金を全額一度に返済する」と、窓口でいい、大金を目の前に並べた。
「もしかして、結婚詐欺!?」
未海は、慌てて一美のもとに駆け込む。今日は卓球大会の日だった。一美は迷いながらも、引田のためにバイト先を飛び出した。
一美が、引田が結婚式を挙げると言っていた教会に到着すると、そこには、ポツリと引田が座っていた。落ち込む引田に、一美は、「引田さんは、結婚していなくてもかっこいいです」と言う。そして、3人は海岸を走り始めた。
ところが一美が、突然倒れてしまう。日頃の疲れが一気に爆発したのだ。何とか一美を彼のアパートまで送り届けた未海と引田は、お向かいの白石に出会った。
一美が来ない卓球大会では、すみれのチームは順調に勝ち進んでいた。ところが、決勝戦の相手は、なんとオムオムだったのだ。卓球がメチャメチャ強いオムオムに、すみれのチームは大苦戦をしていた。
一美が来ないことに心配したすみれは一美の携帯に電話するが、電話に出たのは一美ではなく白石だった。
白石が一美の代理として卓球場に現れ、白石対オムオムの試合が始まった。激しい試合の末、白石が勝つ！ 体調を戻した一美も会場に駆けつけた。
一美が返済のためにオムオムのマンションを訪れる。すると、オムオムは、一美に「お金」「気持ち」と書かれた２枚のカードを裏返して差し出す。
もし、一美が「気持ち」という方を引いたら、利息はなしでいいと。そのかわり、「お金」のカードを引いたら、1週間後、全額返済するように言われる。
一美が引いたカードには「お金」と書かれていた…。
一方、すみれから卓球大会のお礼を貰った白石は、すみれのことを好きになってしまう。白石は一美に相談する。すみれのことが好きだった一美はショックを受けるが、健気な白石を応援する！
一美は、一週間以内に106万円という大金を用意することができるのか!?
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