不毛地帯
[第9話]
12/10放送

壹岐(唐沢寿明)は、妻・佳子(和久井映見)の事故死を忘れようとするかのように、今まで以上に仕事に打ち込んだ。そんな壹岐の気持ちを察した近畿商事社長・大門(原田芳雄)は、アメリカ近畿商事の社長としてニューヨークへの駐在を打診する。

壹岐と近畿商事副社長・里井(岸部一徳)が対立していた千代田自動車は、経営の危機に瀕していた。里井は、もはや取引を継続する価値がないとして、千代田自動車からの撤退を大門に提案した。

壹岐は千代田自動車の技術担当常務・小牧(小野武彦)と会っていた。小牧は社運をかけて開発した新車がライバル社の車に負けてしまったのは、小出(松重豊)が情報を漏らしたせいだと涙ながらに話した。

壹岐はニューヨークの近畿商事への赴任を受ける決意をする。大門に自分の意志を話した壹岐は、1つだけ条件を出した。それは千代田自動車と米自動車産業の大手・フォーク社との提携の実現だった。大門は壹岐の条件を了承すると、大門が直々に交渉役を務めることを壹岐に約束した。ただし、このことは、社内でも極秘扱いにするようにと壹岐に注意する。

家に帰った夜、壹岐は娘・直子(多部未華子)にニューヨーク赴任を伝えた。すると、直子も、鮫島(遠藤憲一)の息子・倫敦(石田卓也)と結婚したいと返した。壹岐はずっと倫敦(石田卓也)との交際を反対していたのだ。それは鮫島も同じだった。しかし、直子が本気であることを悟ると、倫敦と結婚することを許した。

大門から極秘扱いにするよう言われた千代田自動車の件は、側近の兵頭(竹野内豊)・海部(梶原善)・不破(阿南健治)だけに話す。

渡米し、アメリカ近畿商事の社長となった壹岐は塙(袴田吉彦)と一緒に、フォーク社との交渉を図るが、フォーク社は壹岐と面会すら許さなかった。

フォーク社との関係が進展を見せたのは、昭和45年になってからだ。壹岐は、ニュースで、フォーク会長(アレキサンダー・バリ)と韓国の光星物産会長・李(榎木孝明)が会談を行ったことを知る。実は季は陸軍士官学校の同期だったのだ。

壹岐は李と連絡を取ると、秘密裏に相談をする。こうして壹岐はフォーク社との会談にこぎつけた。

ちょうどこの頃、千里(小雪)は銀座で個展を開くことになる。千里は壹岐への招待状を片手に、出すべきか否かを悩んでいた。実は千里は丹阿弥泰夫(加藤虎ノ介)との婚約を解消していたのだ。しかし、それを壹岐に言えずにいたのである。


同じころ、秋津千里(小雪)は、壹岐の家に、銀座で開く個展の案内を送ろうとして迷っていた。千里は、能楽師の丹阿弥泰夫(加藤虎ノ介)との婚約を解消していたが、まだそれを壹岐に言えずにいた。

壹岐はフォーク社会長のブレーンであるプラットとの会談に臨んだ。プラットは千代田自動車との提携に難色を示すが、壹岐は、取りあえず、千代田自動車との交渉のテーブルにつくように訴えた。その気迫にプラットも圧倒される。

プラットからの報告を受けたフォーク社会長は、壹岐の手腕を認めて、全てを近畿商事に一任することを決め、委任状にサインした。

壹岐が、一度の交渉でフォーク社会長の委任状をとりつけたことに大門は大喜びだ。兵頭たちも喜んでいる。その様子を里井が見ていた…。

兵頭は壹岐に、この件が里井に感づかれたことを伝える。そのとき、玄関のブザーが…。玄関にいたのは、紅子(天海祐希)だった。酔っ払った紅子は壹岐に絡むといきなり抱きついた。すぐに紅子を振りほどく壹岐に、紅子は、千里が婚約を解消したことを口にする…。

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キャスト
壹岐正 / 唐沢寿明(からさわとしあき)
1912年生まれ。陸軍大学校を首席で卒業したエリート軍人である。
第二次大戦中は、軍の最高統帥機関だった大本営の参謀として作戦立案をしていた。
終戦を受け入れない関東軍を説得するため、停戦命令書を携えて満州に向かう先でソ連軍に拘束された。
その後軍事裁判で強制労働25年の刑を宣告、シベリア極北の流刑地ラゾに送られた。
11年間に及ぶ強制労働に耐え昭和31年に帰国。
帰国後近畿商事に入社。
兵頭信一良 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
近畿商事東京支社鉄鋼部勤務。
陸軍士官学校の壹岐の後輩にあたる。
近畿商事の将来を世界的な視点でとらえている。
商社の世界に戸惑う壹岐の、良き理解者となる。
壹岐佳子 / 和久井映見(わくいえみ)
壹岐正の妻。
壹岐の陸軍大学校時代の担当教官であった坂野の娘である。
壹岐のシベリア抑留中は女手ひとつで二人の子供を育てた。
大阪府庁で働いている。
壹岐直子 / 多部未華子(たべみかこ)
壹岐の娘。
佳子の苦労を目の当たりにしてきたため、壹岐に二度と戦争には関わらないでほしい、と懇願した。
父の商社就職を心から喜んでいる。
川又伊佐雄 / 柳葉敏郎(やなぎばとしろう)
防衛庁の空将補で、噂によると次期空幕長らしい。
自衛隊のあり方に疑問を抱いているので、自分が空幕長になって、自衛隊を国民に認められるものに変えたいと考えている。
壹岐とは陸軍士官学校時代からの同期で、親友。壹岐がシベリアに抑留されている間は佳子に仕事を紹介するなど、壹岐家を支えた。

貝塚道生 / 段田安則(だんたやすのり)
防衛庁官房長。
警察出身の元内務省役員。鮫島と手を結び、防衛庁の次期主力戦闘機にグラント社のスーパードラゴンを採用するよう総理派に働きかけている。
芦田国雄 / 古田新太(ふるたあらた)
川又の部下。防衛部の防衛課計画班長。
小出とは防衛庁空幕時代の同僚である。
金と女に目がないが、気の弱い臆病な男。
谷川正治 / 橋爪功(はしづめいさお)
満州関東軍の幕僚。
壹岐ともどもシベリアに送還。
帰国後は、シベリア帰還者と遺族のための組織「朔風会」運営。
竹村勝 / 中丸新将(なかまるしんしょう)

秋津紀武 / 中村敦夫(なかむらあつお)
大陸鉄道司令官、中将。
壹岐とはシベリア抑留中にハバロフスクで再会した。
極東軍事裁判に、ソ連側の証人として出廷することを強要され、一度はそれを受け入れた。

秋津精輝 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
秋津中将の息子で、千里の兄。
フィリピンで終戦を迎えた。多くの部下を死なせてしまったことに大きな責任を感じ、仏門に入って厳しい修業をしている。
秋津千里 / 小雪(こゆき)
大陸鉄道司令官・秋津中将の娘。
京都に住んでいる。夢は陶芸家である。
壹岐に「父の最期について話を聞かせてほしい」と手紙を送る。
亡き父の面影を感じさせる壹岐に心を惹かれる。
久松清蔵 / 伊東四朗(いとうしろう)
経済企画庁長官。
国防会議のメンバー。国防会議では防衛庁の次期主力戦闘機を決定する。
壹岐とは、戦時中に早期和平工作について議論しあった仲で、旧知の間柄である。
政界や官僚とのつながりがとても広い。
田原秀雄 / 阿部サダヲ(あべさだを)
毎朝新聞政治部記者。
現在は防衛庁の、次期主力戦闘機の機種決定に関連する問題を取材中。
ジャーナリスト魂にあふれる人間。
新聞記者ならではの情報で、鋭い視点で壹岐らに迫る。
浜中紅子 / 天海祐希(あまみゆうき)
クラブ「ル・ボア」経営者の娘。
店でピアノの弾き語りをしている。
情報通で、商社の人間とも交流が深い。
兵頭とは以前からの顔なじみ。
鮫島辰三 / 遠藤憲一(えんどうけんいち)
東京商事航空機部長。
「航空機の東京商事」という実績を築いた人物である。
防衛庁の次期主力戦闘機には、グラント社のスーパードラゴンを推している。
目的のためには手段を選ばない男で、別名「空のギャング」。

大門一三 / 原田芳雄(はらだよしお)
近畿商事代表取締役社長。
開拓精神旺盛で、大局を見極め大胆な施策を打ち出すトップらしさ溢れる人物。
近畿商事の国際化にあたって、壹岐の情報収集力や状況分析力に目をつけ、近畿商事で働かないかと誘う。
里井達也 / 岸部一徳(きしべいっとく)
近畿商事東京支社長。
鉄鋼や航空機を扱う東京支社のトップ。防衛庁の次期主力戦闘機受注を獲得するために、防衛庁の中枢と太いパイプを持つ壹岐を航空機部に異動させればよいと提案する。防衛庁の次期主力戦闘機にラッキード社のF104を推している。
松本晴彦 / 斉木しげる(さいきしげる)

小出宏 / 松重豊(まつしげゆたか)
近畿商事東京支社航空機部に勤務。
防衛庁の次期主力戦闘機受注のために、川又の部下である芦田に接触。
かつては防衛庁の防衛部調査課班長であったが、近畿商事に機密情報を漏らしたことが発覚しかけたのをきっかけに近畿商事に入社という過去を持つ。
自分を拾ってくれた近畿商事に恩義を感じて、実績を挙げようとしている。
海部要 / 梶原善(かじはらぜん)

塙四郎 / 袴田吉彦(はかまだよしひこ)


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