ハガネの女season2
[第1話]
04/21放送

ハガネこと芳賀稲子(吉瀬美智子)は無事、教員採用試験に合格。
元副担任で恋人の塩田(要潤)からプロポーズもされ、幸せのまっただ中だった。

そんなある日、不法入国で両親が国外退去させられた少女・タオ(黒崎レイナ)がクラスに転校してくる。
日本人に敵意を抱くタオは転校早々、クラスメートの真理衣(吉田里琴)たちと衝突。
広(戸谷駆)や愛梨(大橋のぞみ)はタオを理解しようとするが、彼女は心を固く閉じたままだった。
タオの両親は同じ工場で働く日本人の密告で、国外退去させられていた。
そのことが理由で、タオは日本人を敵視しているようだった。

児童の親たちもタオを国外追放しろと言って、校門の前で騒ぎ始める。

やがて、タオが万引きをしたという噂が起こり、彼女に対するイジメが始まった。
タオの机に漫画本が入っていたのだが、ハガネは誰かが入れたに違いないと信じる。
すると、広がハガネに向かって「万引きしたのはタオではない」というメモを投げつけて去った。
ハガネは広に正々堂々と勇気を出して、タオを助けてあげれば、と言う。

やがて、廊下でタオが上級生の男の子たちがホースで水をかけられていた。
それを見た広はタオの前に立ちはだかって、自ら水を浴びる。
そして、タオの机に本を置いたのは自分だと言って、謝った。
水を掛けていた上級生に命令されて、仕方なくやったのだという。

クラスメートたちはタオに、広にお礼くらい言えと告げるが、やはり心を開かない。
ハガネはタオの家を訪ね、そこで彼女が心を開かない本当の理由を知る。
自分もやがて国外退去になり、クラスメートと仲良くなってもいずれ別れの時が来る。
それが寂しいから、初めから仲良くならないと決めていたのだった。

そのことを聞いたクラスメートたちのタオに対する接し方が変わる。
愛梨は母親のエリ(横山めぐみ)に、どうしたらタオと仲良くなれるかと尋ねた。
エリは力づくでも仲良くなれと言い、手をつなげばいいのだと助言した。
つないだ手と手には不思議な力が宿るというのだ。
その言葉通り、愛梨はタオの手を握り、ふたりは親しくなっていった。

クラスメートたちは学校の前でタオを追い出せと騒ぐ大人たちを一喝。
それを聞いた太大もついに彼らに心を許し、涙を流した。

だが、そんな中、タオの国外退去が1週間後だと突然決まった。
ハガネは抵抗するが、入国管理官の水沢(小木茂光)は決定は覆せないと言う。

タオの強制退去の日、子どもたちはバリケードを築いて、タオを守る。
入国管理局は強引にタオを連れていこうとするが、ハガネは10分時間をくれと言う。

彼女はタオの母国に行っていたのだという。
貧困にあえぐ国だったが、そこには学校もあり、子どもたちは明るい笑顔を見せていたという。
きっとタオもそこで新しい友達を作って、楽しく暮らしていけるに違いないというのだ。

子どもたちもそれに納得し、タオは入国管理官の車で連れていかれる。

やがて、新学期がやってきた。
ハガネは仕事でオランダに発つ塩田に婚約指輪を返し、教師を続けることにした。

そして、学校には統廃合で編入してくることになった隣町の子どもたちがやってくる。
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04/28 第2話


04/21 第1話

キャスト
芳賀稲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
愛河小学校4年3組担任で、あだ名は「ハガネ」。
「出会った子どもたちを失望させない」をモットーに、臨時採用の教員としてさまざまな子供の問題に体当たりでぶつかってきた。
このたびめでたく教員採用試験に合格し、晴れて一人前の教師になる。
しかし、持ち前の芯の強さとしなやかさで子供たちの喜びや悲しみを全力で受け止める姿勢は変わらない。
よく見れば美人なのだが、オンナ偏差値はかなり低め。
塩田渉 / 要潤(かなめじゅん)
私立高校教師。元4年3組副担任。
有名カフェレストランの御曹司だが、真っすぐで一途なハガネに惹かれ恋に落ち、ついにプロポーズ。
自分の理想の教育を実践できる私立小学校を立ち上げるのが夢。
矢崎徹 / 設楽統(したらおさむ)
愛河小学校教師。4年生の学年主任。
ハガネの大学時代の友人で、彼女を愛河小学校に呼んだ張本人。
親友として、時には兄のような心境で、ついつい暴走するハガネのブレーキ役となる。
中野愛梨 / 大橋のぞみ(おおはしのぞみ)
4年3組の児童で、優等生で心の優しい子。
母親が奔放な恋にかまけていても、そんな母親を慕っている。
かつて母親の不倫騒動がきっかけでイジメられたことがある。
西堀マナ / 有村架純(ありむらかすみ)
ハガネの元教え子。優秀だったが家庭の事情で進学をあきらめ、
現在はイタリアンシェフを目指してレストランで修行中。
時にハガネのよきアドバイザーになる。子連れの達也との結婚を決意するが…。
中野エリ / 横山めぐみ(よこやまめぐみ)
中野愛梨の母親。話題の美人作家。
恋多き女性で、娘を放置して家を空けることもある。
塩田をめぐってハガネと争ったこともあるが現在は和解している。
ハガネと対照的に常に高いオンナ偏差値をキープ。
上川俊一 / 片岡愛之助(かたおかあいのすけ)
心理カウンセラーの資格を持つ養護教諭。
生徒だけでなく、教師たちの心のケアも担当する。
教育に関して独自の理念を持ち教師らと時には対立するが、陰ながらサポートをする。
ハガネの行動と性格を知るにつれて、少しずつ惹かれていく。

水嶋恭平 / 斎藤工(さいとうたくみ)
大学を卒業したばかりの新任教師。
親の薦めで教師になったため、やる気がなく志も低い。
斜に構えて皮肉を飛ばしてばかりいる。
自分で責任をとるのが怖いため、自ら積極的に行動したことがない。
浅野達也 / 松本利夫(MATSU from EXILE)(まつもととしお まつふろむえぐざいる)
青果市場で働いているマナの恋人。
バツイチで小学三年生の一人娘・夏希と暮らしている。
江戸っ子気質で明るく面倒見がいい。
マナに思い切ってプロポーズするが、大きな壁が立ちはだかる。
野村敏之 / 高橋克実(たかはしかつみ)
春から愛河小学校に赴任してきた新しい校長。
強面で無愛想だが、気さくで大らかな面もある。
ハガネの良き理解者となっていく。趣味は刑事ドラマ鑑賞。

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