鍵のかかった部屋第8話あらすじ完全版

鍵のかかった部屋

[第8話]

06/04放送

漫画家の中田文恵（渡辺めぐみ）が自宅兼作業場で遺体で発見された。
死亡推定時刻は午後６～８時頃。遺体の発見時刻は午後10時頃だった。部屋は密室。
警察は酒を飲んでいた文恵が大理石の時計に頭をぶつけて亡くなった事故と判断した。

姪の友香（志田未来）によると、６時過ぎに文恵と電話で話したという。
その時、文恵はアシスタントと二人で飲んでいると言っていたらしい。

たまたま芹沢（佐藤浩市）と同じテレビ番組に出演していた友香は彼に捜査を依頼する。

芹沢は榎本（大野智）や純子（戸田恵梨香）を連れて、友香のもとへ。
当日、文恵のアシスタント・麻美（岩佐真悠子）が朝から午後５時頃まで仕事。
その後、アシスタントの理佳子（MEGUMI）が午後10時頃に作業場に来た。
だが、合い鍵を忘れた理佳子が家の中を覗いたところ、文恵が死んでいたのだという。

彼らがその足で作業場へ行くと、玄関で犬に吠えられる。
友香によると、文恵以外の人間が通ると必ず吠えるのだと言う。
だが、当日は麻美が帰ってから理佳子が来るまで、犬は吠えなかったと近隣住民が証言した。

そこに、麻美がやってきた。自分は文恵を殺してなどいないと言う。
さらに、理佳子も現れる。二人は仲が悪いようだった。
アシスタント歴10年の理佳子と、新入りだが優秀な麻美は折りが合わないのだ。

そんな中、文恵の自宅が何者かに荒らされた。犯人は窓ガラスを割って侵入したようだった。
現場には理佳子のストラップが落ちていて、彼女が何か証拠隠滅を図ろうとしたのだと芹沢は推測。
だが、理佳子には完全なアリバイがあった。

やがて、隣の家の防犯カメラの映像から、部屋を荒らしたのは麻美だと分かる。
理佳子が犯人だと確信する麻美が、早く事件を解決させるために偽装工作を行ったのだ。
麻美は理佳子が文恵を殺害する理由に心当たりがあるようだった。

部屋を出た純子たちは公園の前を通りがかる。
すると、純子が若者にしか聞こえないモスキート音が聞こえると言い出した。
夜遊びなどを防止するための音だったが、それを聞いた榎本は真相が分かったと言う。

麻美の存在を恐れていた理佳子は、文恵が新しいアシスタントを募集していると知った。
さらに、文恵が理佳子は使えないと言っていたという麻美の嘘を信じてしまったのだ。
そのことで、理佳子は文恵を恨むようになっていた。それで文恵を殺したのではないかと純子は言う。

榎本は推理を語り始める。
理佳子は既に犬に餌をやり続けて、手なずけてあった。
そして、難なく部屋に侵入して、文恵を殺したのだ。
理佳子は犬に嫌われていると思わせるため、超音波の撃退装置を使って犬を吠えさせていた。

さらに、文恵の部屋の時計の一つが事件時刻で止まっていた。
理佳子が超音波装置を使ったことで、時計が壊れたのだと榎本は推測する。

また、理佳子は自分が19番に通報した時、犬は吠えていたと言っていた。
だが、119番の録音記録には犬の声は入っていなかった。
それを突きつけられた理佳子は、とうとう犯行を認めるのだった。

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