3年B組金八先生～2008第1話あらすじ完全版

3年B組金八先生～2008

[第1話]

01/10放送

新年、生徒たちから続々と届く年賀状にニコニコ顔の金八（武田鉄矢）。そんな金八にも、今、気がかりなことがあった。

大将(亀井拓)の父親は家族に暴力を振っていて、その問題が気になっているのだ。
大将は母親の信子（木村理恵）から家を出ようと言われるが、大将は父を見捨てる決心がつかない…。

そんな家庭環境もあって、大将は不良不ループと付き合うようになり、ある日、親父狩りをして、警察官に追われる。
もう少しで捕まりそうになるところを、クラスの森月美香(草刈麻有)に助けられる。ちょっとしたきっかけから、美香は大将に自分の身の上を打ち明けた。
「中学が卒業したらアメリカに留学するが決まっている。もう、結婚相手も決められている」と…。

それを聞いた大将は「逃げればいいじゃん」と言うが、美香は「私は絶対に逃げない！」と答えた。

「一度逃げたら、ずっと逃げなければならない…」と。

それを聞いた大将は考え込む…。

一方、金八は私的なことでも気をもむことがあった。娘の乙女の彼氏のことだ。
いろいろ考えて、金八は娘・乙女（星の真里）と交際をしている湯山（蟹江一平）と坂本家で対面したい、と、乙女に提案し、自宅で会うことになる。

金八は湯山に「なぜ、乙女と結婚できないのか」と、ストレートに問いただす。
すると、湯山は「私には分かれた妻の間に娘が一人います。親権は妻にありますが、娘には『ずっと娘だけのお父さんでいる』と約束したんです。娘と、ほかの人とは結婚しないと約束しました…」湯山は金八にきっぱり説明をした。

そんなとき、遠藤先生(山崎銀之丞)が乱入してきて、交際中の宏樹（松川尚瑠輝）と同じ高校へ進学することを猛反対されている彩華（高畑充希）が宏樹と失踪したことを知らされる…。

その頃、２人は綾華の逗子の別荘へ逃げていた。

宏樹のお父さんは無事だった。彩華は自分の父に「宏樹と同じ高校に行くことを許してくれるまで帰らない…」と言い放ち、宏樹が「帰ろう」といっても、彩華は「帰りたければ一人で帰ればいいでしょ！」とガンとして帰ることを拒む。

夜、宏樹は泣きながら一人で帰ってきた。
彩華とけんか別れしたのだ…。

しかし、朝になっても彩花は帰ってこなかった。

金八先生は一日かけて彩華を捜しまわり、とうとう見つけ出した。金八先生の顔を見て、一人、涙ぐむ彩華。そんな彩華に金八は優しく語りかける。
「…先生。私達のこと学校で噂になってる？」
「少しだけな。でも、気にすることはない。彩華は宏樹との交際を悪いことだと思っているのか？」
金八の問いかけに彩華は顔を横に振る。

「それなら気にすることはない。彩香と宏樹は悪いことはしたけど、間違ったことはしていない。世の中、にはそんなことはザラにある…」と、金八は彩華をなぐさめるのだった。

「これからが大変かもしれませんね」養護の本田先生の言葉に、金八も頷く。
実際に、彩華が登校すると学校の生徒は過剰に反応した。

さらに宏樹は恥ずかしい気持ちを隠すためか、「彩華とやった」と、自ら喋りまくったのだ。

“２人はセックスした”
“彩華はバージンじゃない”
“不潔、不潔、不潔”

ネットの掲示板にも書き込まれる心ない言葉が書き込まれ、彩華を傷つけていた…。

心配した本田先生は彩華に話しかける。すると、彩華は先生に心のうちを話し始めた。
実は、綾香と宏樹は「何もしていなかった」のだ。それなのに、なんで宏樹がそんなデマを流すのか彼の気持ちがわからず、怒りも覚えているのだという…。

彩華を見るいやらしい目も辛いし、自分は親がいうように転校したほうがいいのか、皆と一緒に卒業したほうがいいのか悩んでいる、のだとか…。

金八は授業中に「一所懸命」という言葉を３-Bの生徒に――彩華に贈る。彩華も大将も美香にも――金八の「一所懸命」という言葉が胸に響いていた。

その夜、大将の母と弟達は父を見限って家を出ていった。
でも――大将は残った。
今と向き合って、一生懸命に戦うために!!

彩花も金八先生にノートを残した。
「先生、私も逃げません。一生懸命に今と戦い、３年B組を卒業します…」と。

朝、いつものように金八先生は出席をとります。
３年B組の生徒は、皆、今日も元気です――。

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