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学芸会がおこなわれる。陽子（真琴つばさ）の息子・陽介（笹原尚季）のクラスは『サルカニ合戦』の芝居をすることが決まり、なんと陽介が“カニ役”に選ばれた。カニ役と言えば物語のなかで大切な役だ。

学芸会当日。学芸会を見に小学校に出かけようとした陽子の電話がなる。仕事の電話で、原稿に大きな変更依頼があったというのだ。その原稿は既に印刷所に送ったものだった。陽子は大急ぎで仕事を片付け、なんとか陽介の出番までには学校に向かいたいと奮闘する。やっと仕事が終わって小学校に急行するが、芝居は既に終わっていた。

翌日、陽子は上条（小林幸子）から呼び出しを受ける。PTA室に出向いたよう航平は、そこで上条から“秘密”を打ち明けられた。なんと上条は家族と別居しているというのだ。それも8年間も…。上条は彼女の息子・光が3歳の時に、台所で大やけどを負わせてしまったという。それが原因で、家族と別居しなければならなくなったというのだ。驚く陽子に、上条は「諦めている」「仕方がない」と言う。その言葉を聞いた陽子は自分の気持ちを上条に投げかける。

一方、陽子の職場で人事異動があった。フランス本社からマネージャーが赴任してきた。なんとそれは6年前に陽子の変わりにフランスに出向した野口（松村雄基）だった。

マネージャーとして野口が戻ってきたことを素直に喜ぶ陽子。そんな陽子に野口は「お前のことが好きだった」と告白する。

野口子供は陽介が通う小学校に転校してくる。そして野口の妻・リカ（長谷川真弓）がPTA役員に立候補する。親しげに陽子に接近してくるリカだったが、じつはリカは、陽子と自分の夫の間柄を疑っていたのだ…。

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