臨場2
[第4話]
04/28放送

代議士の汚職への関与が疑われていた元秘書の中西(吉野正弘)が変死体となって、ホテルの一室で発見された。
首つり自殺と思われたが、抵抗した痕跡が見えることから、倉石(内野聖陽)は他殺と断定する。

立原(高嶋政伸)は第一発見者でもあり、中西を追っていた捜査二課の柳井(川野太郎)に話を聞く。
事件当日の早朝、柳井のもとに中西の居場所を知らせる電話があったらしい。
その時、倉石は封を切ったタバコの箱の銀紙が現場に残っていたことが気にかかっていた。

やがて、ホテルのハウスキーパー・あゆみ(奥貫薫)が部屋から出ていく女性を目撃したと証言。
似顔絵を描かせると、それを見た柳井は自分の妻・香奈恵(宮本裕子)だと言う。
その結果、柳井は捜査から外され、庁舎から出ないよう命じられる。

任意の取り調べを受けた香奈恵は中西と不倫していたことを告白するが、殺人については否認。
香奈恵は現場に残っていたタバコと同じ銘柄を吸っていて、指紋も一致する。
だが、女性の力で中西を首つりに見せかけることは不可能と思われた。

倉石は新しいタバコの封を切ったなら、銀紙だけでなくラップも残されているはずだと考える。
部屋の指紋は拭き取られているにもかかわらず、吸い殻はそのままというのも不自然だった。
一方で、あゆみの証言による香奈恵の似顔絵が似すぎているのも気にかかる。

その後の調べで、あゆみは元建設会社勤務で、そこは中西が贈収賄に関わっている会社だった。
柳井は正体を隠して、あゆみに近づき、関係を持った上で彼女から情報をもらっていたのだ。
そのことがバレて、別れたものの、あゆみは柳井のことが忘れられず、中西の居場所をリークした。
香奈恵が部屋から出てきたのを見たあゆみは中に入り、自殺に失敗した中西を発見。
とどめを刺した上、香奈恵に罪をかぶせようと彼女の吸い殻や指紋をわざと残しておいた。
だが、タバコのラップは、タオルで指紋を拭き取る際にうっかりつかんで捨ててしまったのだ。

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キャスト
倉石義男 / 内野聖陽(うちのまさあき)
警視庁刑事部鑑識課・検視官(警視)。
検視官としてその眼力の鋭さは伝説と化し、死体の目利きにかけては他の追随を許さない。
他人の見立てに対して「俺のとは違うな」が口癖。
豪放で破天荒、歯に衣着せぬ口調で上司にも平気で盾突く。
組織には馴染まない性格だが、一方で信奉者も多い。
意外にも趣味はガーデニングと家庭菜園。
かつて結婚していたが現在は独身。
立原真澄 / 高嶋政伸(たかしままさのぶ)
警視庁刑事部捜査一課・管理官(警視)
倉石と同期。管理官として捜査一課の精鋭チームを率いている。
倉石の存在を疎ましく思っている幹部の典型。
敏腕捜査官として過去に数々の難事件を解決している。
倉石とは互いに力を認め合っているが常に対立。
小坂留美 / 松下由樹(まつしたゆき)
警視庁刑事部鑑識課・検視補助官(巡査部長)。
交通課一筋、白バイ隊員として真面目に働いてきたが、ひき逃げ事件で倉石と知り合う。
犯人逮捕に導いたみごとな見立てと死者を自分の身内のように悼むその仕事ぶりに惹かれ、倉石のもとで働きたいと思うように。
志願し検視補助官(検視官専用車の運転手)となり本気で検視官を目指すが、それだけに腰かけ気分の一ノ瀬が気に入らないようだ。
一ノ瀬和之 / 渡辺大(わたなべだい)
警視庁刑事部鑑識課・検視官心得(警部補)。
一流大学を卒業後、警察官に。準キャリアとしては異例の早さで出世。
万事がそつなく出世欲が強い性格。
捜査一課の立原管理官から「検視官心得はエリートコース」と勧められ、現在の部署に。
よって所詮は腰かけ、この役職に長居するつもりはないが、倉石と関わることによって徐々に人間的に変化が生じていく。
倉石雪絵 / 京野ことみ(きょうのことみ)
17年前に亡くなった、倉石の妻。
花園愛 / 金子さやか(かねこさやか)
全国紙『新日新聞』の女性記者。警視庁番の社会部所属。
猪突猛進型で、時折「女」を武器として取材を進めている。
「事件の匂いを嗅ぎつけるには、検視官の動きを監視するに限る」という上司・赤塚の教えを忠実に守り、常に倉石や一ノ瀬をマークしている。
男勝りな留美とは対極にあり、言い争いが絶えない。

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