臨場2
[第10話]
06/16放送

美咲(高田彩香)という女子高生の遺体がビルの下で発見され、自殺と断定される。
倉石(内野聖陽)の先輩である谷本(蛍雪二朗)の娘・絵梨華(金澤美穂)の同級生だった。

数日後、同じ場所で美咲の父・皆川(武智健二)の変死体が発見された。
娘の後を追ったとも思われたが、何者かに突き落とされた痕跡が確認される。
現場からは白紫陽花の花びらが採取された。

皆川の家宅捜索で妻・容子(高橋かおり)を訪れると、古い高級腕時計が発見され、倉石はふと何かに気付く。
永嶋(平山浩行)に確認させると、それは16年前に殺された彼の父・善三(並木史朗)のものだった。

その事件は倉石が初めて谷本とともに検視官心得として携わり、未解決のまま時効を迎えていたものだった。
血液鑑定の結果、16年前の血痕と皆川のものが一致。皆川が犯人だったと推測される。
だが、永嶋は皆川に全く覚えがなかった。

立原(高嶋政伸)の聴取を受けた容子は、美咲から聞いたという話を始める。
美咲は修二が殺人を犯したことを、共犯者と電話で話しているのを聞いたらしい。
美咲はそれにショックを受けて自殺したのではないかという。

永嶋は今ごろ、犯人が分かってももう意味がないという。
もう終わったことだと言う永嶋を、倉石が殴り倒した。
事件当日、鑑識が終わらないうちに父の遺体に駆け寄ろうとした永嶋を殴って制止したのも倉石だった。
そのことを思い出しながら、倉石と永嶋は涙をこらえる。

皆川が電話していた相手は、善三の大学の准教授の北村(大浦龍宇一)だと分かる。
彼はかつて皆川の家庭教師をしていて、接点もあった。

任意の事情聴取を受けた北村は善三殺害事件当時、皆川の家庭教師をしていたと証言していた。
また、皆川が殺された時刻には、妻の清美(遊井亮子)の実家にいたという。
造園業を営む清美の父の久雄(竜雷太)と兄の純一(山田純大)は、確かに北村は来ていたと証言する。

倉石と永嶋が久雄らのもとを訪ねると、北村も来ていた。
用件は何かと追及する北村に、倉石は花を見に来ただけだという。
だが、北村は憤慨し、ふたりを追い返した。
倉石はそこに咲いていた白紫陽花をもらって帰っていく。

その後、倉石たちは容子を訪ねていく。
容子は永嶋の名前を知るなり、善三の息子だと気づき、土下座して謝る。
皆川は若くして妊娠した容子の出産費用を奪うために、善三を殺したのではないかと言う。
さらに、美咲も父親の犯行が自分の出自に関係していると知って、自殺したようだった。

北村からの抗議を受けた立原は、倉石に勝手なことをするなと激怒。
立原は北村が白紫陽花を買ったという証言はないと言う。
すると、倉石は白紫陽花を買ったのは北村ではないから当たり前だと告げた。

やがて、北村の家の家宅捜索が行われ、清美の服から紫陽花の花粉が採取される。
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キャスト
倉石義男 / 内野聖陽(うちのまさあき)
警視庁刑事部鑑識課・検視官(警視)。
検視官としてその眼力の鋭さは伝説と化し、死体の目利きにかけては他の追随を許さない。
他人の見立てに対して「俺のとは違うな」が口癖。
豪放で破天荒、歯に衣着せぬ口調で上司にも平気で盾突く。
組織には馴染まない性格だが、一方で信奉者も多い。
意外にも趣味はガーデニングと家庭菜園。
かつて結婚していたが現在は独身。
立原真澄 / 高嶋政伸(たかしままさのぶ)
警視庁刑事部捜査一課・管理官(警視)
倉石と同期。管理官として捜査一課の精鋭チームを率いている。
倉石の存在を疎ましく思っている幹部の典型。
敏腕捜査官として過去に数々の難事件を解決している。
倉石とは互いに力を認め合っているが常に対立。
小坂留美 / 松下由樹(まつしたゆき)
警視庁刑事部鑑識課・検視補助官(巡査部長)。
交通課一筋、白バイ隊員として真面目に働いてきたが、ひき逃げ事件で倉石と知り合う。
犯人逮捕に導いたみごとな見立てと死者を自分の身内のように悼むその仕事ぶりに惹かれ、倉石のもとで働きたいと思うように。
志願し検視補助官(検視官専用車の運転手)となり本気で検視官を目指すが、それだけに腰かけ気分の一ノ瀬が気に入らないようだ。
一ノ瀬和之 / 渡辺大(わたなべだい)
警視庁刑事部鑑識課・検視官心得(警部補)。
一流大学を卒業後、警察官に。準キャリアとしては異例の早さで出世。
万事がそつなく出世欲が強い性格。
捜査一課の立原管理官から「検視官心得はエリートコース」と勧められ、現在の部署に。
よって所詮は腰かけ、この役職に長居するつもりはないが、倉石と関わることによって徐々に人間的に変化が生じていく。
倉石雪絵 / 京野ことみ(きょうのことみ)
17年前に亡くなった、倉石の妻。
花園愛 / 金子さやか(かねこさやか)
全国紙『新日新聞』の女性記者。警視庁番の社会部所属。
猪突猛進型で、時折「女」を武器として取材を進めている。
「事件の匂いを嗅ぎつけるには、検視官の動きを監視するに限る」という上司・赤塚の教えを忠実に守り、常に倉石や一ノ瀬をマークしている。
男勝りな留美とは対極にあり、言い争いが絶えない。

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