それでも、生きてゆく
[第8話]
08/25放送

洋貴(瑛太)と耕平(田中圭)が文哉(風間俊介)が住み込みで働く農場(果樹園)に着いたとき、そこでは新たな事件が発生。五郎(小野武彦)の娘・真岐(佐藤江梨子)が刃物で刺されて倒れていたのだ。

その様子を見た五郎は激しく動揺。五郎の変わりに駿輔(時任三郎)が救急車を呼んだ。

五郎に付き添われ、真岐が救急車で搬送された後、駿輔の目の前に紗歩(安藤サクラ)がやってきて、「文哉の仕業だ」と言った。

それからしばらくして洋貴と耕平が農場に到着する。駿輔は2人に今までの経緯を話した。

その頃、釣り船屋『ふかみ』では響子(大竹しのぶ)と双葉(満島ひかり)が洋貴たちからの連絡を待っていた。その時、双葉の電話に着信が…。相手は文哉だった。

双葉は文哉に「会いたい」と離すが、「お前が嫌だと言うからこんなことになった」と一方的に話すと、電話は切れてしまう。

その時、店の電話が…。それは耕平からで、文哉が農場で事件を起したことを知らせる内容だった。

一方、駿輔も双葉がショックを受けていると、店の電話が鳴る。
それは、耕平から果樹園での出来事を知らせるものだった。

一方、駿輔も隆美(風吹ジュン)に電話をしていた。駿輔は隆美に「娘と一緒に、すぐに家を出られるように準備をするように」話をする。

真岐は命を取り留めるが、重傷であった。救急隊から警察にも連絡が入り、警察も動き出す。

文哉は双葉(満島ひかり)に会いに釣り船屋『ふかみ』に向かっていたが、双葉は洋貴の車の中にいた。洋貴が駿輔の家まで送っていたのだ。車の中で双葉は「死にたい」ともらすが、洋貴は「あなたが死んだら自分も死ぬ」と言い、生きるように言った。

釣り船屋『ふかみ』には、響子がいた。そこに文哉(風間俊介)と、耕平の妻・日垣由佳(村川絵梨)とその娘がやってきた。咄嗟に文哉だと気付いた響子は、嫁と孫を守るために、文哉と取っ組み合いになる。

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キャスト
深見洋貴 / 瑛太(えいた)
中学生の時、友人に7歳の妹を殺害された兄。
母親から妹の世話を頼まれていたが約束を守らず事件が起こってしまい、自責の念を抱えている。
家庭が壊れてしまってからは父親と暮らすが、父親の死に際にその思いを知り、それを受け継ぐように15年の時を経て行動に出る。
遠山(三崎)双葉 / 満島ひかり(みつしまひかり)
洋貴の妹を殺害した少年Aの妹。加害者家族として引越を繰り返しながらひっそりと生きてきた。
兄のことが大好きで、殺人を起こしたことが信じられなかった。
引越しを繰り返すがその度に嫌がらせが続き、被害者家族が嫌がらせをしているのではないかと思い、
洋貴に辞めてもらうようお願いするため近づく。
洋貴の家族の思いを間近で知り、加害者家族である自分の立場に戸惑い始める。
雨宮健二(三崎文哉) / 風間俊介(かざましゅんすけ)
中学時代の洋貴の友人で、洋貴の妹を殺害した少年A。現在は名前を変えて社会復帰している。
保護司の紹介である果樹園農家に住みこみで働いているが、家族の誰とも連絡をとっていない。
妹・双葉に偶然出会ってからはコンタクトを取り始める。
果樹園農家の娘・真岐に好意を持たれるが、彼の過去を知る女性がやってきてバランスが崩れてしまう。

日垣耕平 / 田中圭(たなかけい)
洋貴の弟で、殺害された少女の兄。事件当時は小学6年生だった。
現在は日垣の婿養子となっており、妻と1歳の子どもがいる。
家族が崩壊したのは父親のせいだと憤り、兄・洋貴のふがいなさに反発する。
日垣家に恩を感じており、家族と母親のためにも事件を忘れようとしている。
遠山(三崎)灯里 / 福田麻由子(ふくだまゆこ)
双葉・健二の妹で現在中学3年生。
事件直後に生まれたため、当時のことを知らず少年Aである兄の面影もまったく知らない。
詳しいことを両親が語ってくれず、冷静に装うものの不満を抱えている。
兄を慕う姉を理解できない。
遠山(三崎)隆美 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
加害者である健二と、双葉・灯里の母親。
良妻賢母で、夫の駿輔に従って生きてきた。
駿輔の提案もあり、子どもたちのためにも離婚して旧姓を名乗るが、家族一緒に行動している。
家族を守るために、健二のことは忌避している。
実はある秘密を抱えているが、胸中に秘めていようと決意した。

野本(深見)響子 / 大竹しのぶ(おおたけしのぶ)
殺害された少女と洋貴、耕平の母親。夫の言動に対する不信感のあまり離別し、
現在は次男の耕平が婿養子に入った家に同居している。
何事にも動揺しないほど心無い状態で生きており、母親ならではの殺された娘に対する懸念を胸に抱えている。

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