それでも、生きてゆく
[第10話]
三崎文哉は、実母の実家へ戻った。09/08放送
洋貴(瑛太)は家族と別居した文也の父を訪ね、実母の住所を聞いた。
その頃、双葉は実母の実家のある街に着いていた。彼女の手には包丁が――洋貴の車から黙って持ってきた包丁だった。洋貴のかわりに文哉を殺そうと考えたのだ。
その頃、駿輔(時任三郎)は五郎の果樹園に侘びに着ていたが、五郎は相変わらず会おうとしなかった。
文哉と双葉の母の実家の地で、洋貴は双葉を見つける。包丁を取り返すと、一緒に文哉を探し始めた。
その頃、文哉は実家で写真を探していた。祖父が声をかけると、文也は幼い頃の話や少女を殺したときの話を呟く。その異様な光景に、実家の祖母は警察に通報。その間に文哉は姿を消す。
やっと実家を見つけた洋貴と双葉、祖父母の話から、文哉が自殺を仄めかしていたことを知った。
駿輔と別居して暮らしていた隆美(風吹ジュン)と灯里(福田麻由子)。しかし2人の写真が「加害者の家族」として写真週刊誌に掲載されてしまう。週刊誌を読んだ灯里はショックを受けた。
そこに響子(大竹しのぶ)が訪ねて来る。被害者と加害者の母親として、腹をわって、本心を話し合いに来たのだった。お互いの家族の未来の為に…。
果樹園では、駿輔が五郎に声をかけられ、一緒に車で出かける。五郎が向かった先は文哉の為に意識不明の重傷を負った娘・真岐(佐藤江梨子)が入院する病院だった。意識不明の重体で、このままではやがて自分で呼吸もできなくなってしまう真岐。真岐を助けたい五郎だったが、延命措置を施せば今後多額の費用がかかり、孫に何も残せなくなることから苦渋の決断で書類にサインすることを決めたのだった。「今からサインする。父親が娘の命を諦めるところだ。あんた、目そらさんと見とけ!」五郎はそう言うと書類にサインをする。駿輔は肩を震わせた…。
双葉たちの実家のある町では夜に夏祭りが開かれていた。祭りの中、洋貴と双葉が文哉を探して歩く。
洋貴がふと目をやったプール。柵が少し空いていて、プールへの階段に日向夏が置かれていた。
洋貴たちが走り寄ると、プールの中に文哉が浮いている。双葉が悲鳴をあげるのと同時に、洋貴はプールに飛び込み文哉を引き上げ、心臓マッサージを行った。程なく水を吐き出した文哉は息を吹き返す。
3人は町の食堂に入り、オムライスを食べた。洋貴は今の気持ちを文哉に語りかけるが…文哉の心には届かなかった。その様子を見て、双葉は涙する。
食堂を出てから3人は警察署に向かった。警察署の前で「ひとりでいいよ」と言って歩き出す文哉。そんな文哉に背後から蹴り倒し、馬乗りになった双葉は、叫びながら文哉の顔を殴りつけた。
慌てて止めに入る洋貴、騒ぎを聞きつけた警察が留めに入るが、双葉はやめようとぜず、拳で殴り続けた…。
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キャスト
深見洋貴 / 瑛太(えいた)中学生の時、友人に7歳の妹を殺害された兄。
母親から妹の世話を頼まれていたが約束を守らず事件が起こってしまい、自責の念を抱えている。
家庭が壊れてしまってからは父親と暮らすが、父親の死に際にその思いを知り、それを受け継ぐように15年の時を経て行動に出る。
遠山(三崎)双葉 / 満島ひかり(みつしまひかり)
洋貴の妹を殺害した少年Aの妹。加害者家族として引越を繰り返しながらひっそりと生きてきた。
兄のことが大好きで、殺人を起こしたことが信じられなかった。
引越しを繰り返すがその度に嫌がらせが続き、被害者家族が嫌がらせをしているのではないかと思い、
洋貴に辞めてもらうようお願いするため近づく。
洋貴の家族の思いを間近で知り、加害者家族である自分の立場に戸惑い始める。
雨宮健二(三崎文哉) / 風間俊介(かざましゅんすけ)
中学時代の洋貴の友人で、洋貴の妹を殺害した少年A。現在は名前を変えて社会復帰している。
保護司の紹介である果樹園農家に住みこみで働いているが、家族の誰とも連絡をとっていない。
妹・双葉に偶然出会ってからはコンタクトを取り始める。
果樹園農家の娘・真岐に好意を持たれるが、彼の過去を知る女性がやってきてバランスが崩れてしまう。
日垣耕平 / 田中圭(たなかけい)
洋貴の弟で、殺害された少女の兄。事件当時は小学6年生だった。
現在は日垣の婿養子となっており、妻と1歳の子どもがいる。
家族が崩壊したのは父親のせいだと憤り、兄・洋貴のふがいなさに反発する。
日垣家に恩を感じており、家族と母親のためにも事件を忘れようとしている。
遠山(三崎)灯里 / 福田麻由子(ふくだまゆこ)
双葉・健二の妹で現在中学3年生。
事件直後に生まれたため、当時のことを知らず少年Aである兄の面影もまったく知らない。
詳しいことを両親が語ってくれず、冷静に装うものの不満を抱えている。
兄を慕う姉を理解できない。
遠山(三崎)隆美 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
加害者である健二と、双葉・灯里の母親。
良妻賢母で、夫の駿輔に従って生きてきた。
駿輔の提案もあり、子どもたちのためにも離婚して旧姓を名乗るが、家族一緒に行動している。
家族を守るために、健二のことは忌避している。
実はある秘密を抱えているが、胸中に秘めていようと決意した。
野本(深見)響子 / 大竹しのぶ(おおたけしのぶ)
殺害された少女と洋貴、耕平の母親。夫の言動に対する不信感のあまり離別し、
現在は次男の耕平が婿養子に入った家に同居している。
何事にも動揺しないほど心無い状態で生きており、母親ならではの殺された娘に対する懸念を胸に抱えている。
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