チーム･バチスタSP2011第6話あらすじ完全版

チーム･バチスタSP2011

[第6話]

05/11放送

白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)は、メディカル・アソート社が大規模医療施設の建設を計画し、それに速水(西島秀俊)が関与していることを知る。

そんなある日、山崎健人という少年から「母親が倒れたので助けて欲しい」と、病院に速水を指名して電話が入る。
健人の母親は救急車で病院に搬送されてきた。う外傷性意識障害の可能性があるので一晩入院することになったが、命に別状はなかった。

付き添ってきた健人が速水を訪ねて来る。
健人は速水に「自分のことを覚えているか」とたずね、命を助けてもらったお礼を言うが、速水は健人のことをまったくまったく覚えていなかった。
それを知った健人は「死なせてくれればよかった」と鋏を手に速水に襲いかかり刺そうとする。
健人は、速水によって救われたものの車椅子生活になったこと。そのために母親が介護疲れで倒れてしまったことを恨んでいるようだった。
止めに入った遥（加藤あい）は、そんな逆恨みをする健人をひっぱたいた。

健人を外へ連れ出そうとするが、そのとき突然の発作を起こす。
応急処置をほどこし精密検査をした結果、頭部外傷の後遺症であることがわかった。
治療しても寝たきりになる可能性が大きい…。

健人の場合、長期にわたってみることができれば、歩ける可能性があった。腫瘍ができた段階で適切な処置ができていればなんとかなった。
しかし救命救急では長期にわたって患者を診ることができない。救命からその後の療養まで一貫して行う病院を、メディカル・アソートと手を組んで救いたいと速水は考えたのだ。

それを聞いた白鳥は、メディカル・アソートは金持ち専用の病院を作ろうとしていると言った。
そんな白鳥に速水は、「メディカル・アソートの息がかかった人間が厚労省にはたくさんいるので立場が危ない」と、逆に忠告をするのだった。

その後、書類にサインをする健人の手が動かないのを見た速水は、健人のＭＲＩ画像を見つめた･･･。

その頃、ひとりでいた遥に田口が声をかけると、遥は自分も子供の頃に速水に救われたことを話してくれた。
しかし今回のように速水は遥のことをまったく覚えていなくてがっかりした経験があることを田口に打ち明ける･･･。

速水は健人に、絵を書かせていた。同じように描かせる速水。
見本になる絵と同じように書くように速水は言うが、健人はまったく違うように書けない。線がうまくかけないのだ。「なんでこんなことさせんだよ？」と健人は聞くが、速水「わかった。もういい」と言うだけで説明をしないかった。

田口は速水を呼び止めると、「患者のことを全部忘れているというのは嘘だったんですよね」と尋ねた。
実は速水は患者の事を全員覚えていたのだ。もちろん、健人のことも･･･。
速水は「生きて出て行った患者のことは忘れることにしないと前に進めない」と田口に言った。
そんな速水に田口は「せめて先生の気持ちをちゃんと話をして欲しい」とお願いした。
このままでは救命チームのみんなの気持ちが速水から離れてしまうと思ったからだ･･･。

速水は、健人の描いた絵を長谷川（戸次重幸）に見せると、すぐに検査をするように指示する。
健人の病気は「正常圧水頭症」だった。
「ちゃんと検査して治療すればよくなる可能性がある」と健人に説明するが、「母親が苦労するから」と消極的だった。そんな健人に田口は根気よく説得する。ようやく心を開いた健人は「正常圧水頭症」の検査を受けることを決意した。
こうして検査は無事に終了する。

遥は速水に「私のことも忘れましたか？」と尋ねる。そして速水に憧れて医者になろうとしたことを話そうとするが、その前に速水が「そんなこと、今の症例になんか関係あるか？」冷たく言われて深く傷ついてしまう･･･。

健人の症状は、速水たちの治療で改善された。
喜び合う健人と母･･･。

その頃･･･遥は、速水先生を告発する文章を作成していた･･･。

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