小島よしおが｢巨人の星｣を完全再現! 伝説の名シーンが現実に!

｢そんなの関係ねぇ｣のネタで2007年大ブレイクを果たしてピン芸人･小島よしおが､とある偉業を達成した｡

10月27日からスタートした新番組､フジテレビ系『その顔が見てみたい』に登場した小島よしおは､元祖スポ根アニメ『巨人の星』の一シーン､"星飛雄馬が家の中から投げたボールが壁の穴を通り抜いて庭の木に当たり､跳ね返って再び壁の穴を通り部屋に戻ってくる"の再現に挑戦｡

雨上がり決死隊がメインMCを務める『その顔が見てみたい』は､顔にスポットを当てた番組で､"○○した時の顔"を映像で紹介してその瞬間の表情を楽しむ内容で､小島よしおが星飛雄馬の神業を達成した瞬間どのような顔になるのかを検証することに｡

とはいえ､アニメの世界を簡単に模写出来たわけではない｡
壁の穴は､野球ボールが僅か1個通り抜けるほどの小ささで､並大抵ではボールが壁を通過することすら難しい｡

チャレンジ開始から約18分経過した頃､スタートから56球目で初めてボールが壁の穴を通り抜けたが､木には当たらず庭に転がっていくのみ｡
35分経過､108球目では､遂に木にボールが当たるも､真っ直ぐ跳ね返らない｡

開始から約3時間余りが経過s､玉数も1000球を超えてきた時､小島よしおはオーバースローではなくアンダースローで投げることを提案｡
通常の上投げだと､木に当たった後玉が斜め下の方向に行ってしまうため原理的に再び壁の穴を通すのは難しいが､下手投げなら､跳ね返って上向きにボールが行くため､神業の実現可能性が高まるのである｡

するとスタートから約4時間後､1323球目で木から跳ね返ったボールが部屋の壁に当たり､壁の穴まであと僅かのところまで球を運ぶことに成功｡

しかし星飛雄馬の神業はそう甘くない｡
その後1000球あまりを投げ続けるも､成功の糸口は見えない｡
日もすっかり暮れ､気付けばチャレンジ開始から9時間が経過していた｡

2200球を過ぎたとき､とうとう木から跳ね返って壁の穴にボールが戻ってくるところまで再現したが､そこでが止まってしまい､小島よしおの手にボールは届かなかった｡

そしてチャレンジ開始から16時間経過､時計の針は深夜1時を刺したとき､その瞬間は訪れた｡
小島よしおが投じた一球は､壁の穴を通り木に当たり､綺麗に跳ね返って再び穴の中へ｡部屋の床でワンバウンドして彼の手元にまで戻ってきて見事チャッチに成功したのだ｡
球数にして､4612球目の神業達成だった｡

小島よしおはこの上ない喜びの表情を見せ､伝説達成をアピール｡4000球以上もの球を連続して投げ込んだ体は疲労困憊､額には汗が光る中､疲れなど微塵も感じさせない笑顔はひと際輝いているように見えた｡

少年野球チーム所属後､中学･高校と野球部に所属しピッチャーで4番を任されていた経歴を持ち､かつ肉体派芸人として日々己を磨いているからこそ､今回の神業を実現することが可能になったわけだ｡

彼の姿に､VTRを鑑賞していた宮迫博之は､
｢あいつええやつやなー! 結婚したらいいオヤジになるやろ｣
と絶賛｡相方･蛍原徹は､
｢毎週やってほしいなー｣
と愛のムチを振りかざすほど｡

一発屋芸人の括りに入れられ早や数年が経過した小島よしお､それでも息長く芸能界で生き残り続けているのは､いかなる難題にも全力で挑み続ける誠実さと忍耐力が高く評価されているからかもしれない｡

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