古坂大魔王は何故売れない!? 性格面に大きな欠点が!
"ボキャブラ世代最後の天才芸人"･･･通称ボキャ天こと『ボキャブラ天国』シリーズは1992年から1999年秋まで放送されたバラエティー番組で､爆笑問題･ネプチューン･くりぃむしちゅー･つぶやきシロー･ロンドンブーツ1号2号･take2･キャイーンら1990年前後にデビューした"お笑い第四世代"が数多く出演した大人気番組｡彼らの現在に至る活躍はご存知の通りだ｡
いわゆるボキャ天芸人で2011年現在最も出世したのは､くりぃむしちゅーだろう｡
ゴールデンタイムの冠番組を6本抱え､うち大半は安定して高視聴率を記録する超人気番組｡
主に司会を務める上田晋也は｢(芸能界の)天下を取った｣と共演者にイジられる場面も多いが､あながち冗談とも言えない活躍ぶりである｡
その上田晋也が｢日本一面白い奴｣と本気で太鼓判を押す人物こそ､"ボキャブラ世代最後の天才芸人"と称される古坂大魔王だ｡
元々1992年にお笑いトリオ･底ぬけAIR-LINEを結成｡
『ボキャブラ天国』で活動後､シリーズ放送終了した同年にスタートしたNHK総合『爆笑オンエアバトル』に参戦｡
第1回チャンピオン大会で9位を惨敗しながら､立川談志から｢面白かった｣と賞賛を浴び､審査員特別賞を受賞したことは今も伝説として語り継がれている｡
底ぬけAIR-LINEは2003年活動を停止｡お笑い芸人からミュージシャンへと転身してテクノユニット･ノーボトム!(現:NBR)と改名した｡
しかし2008年､古坂大魔王はピン芸人としてお笑い界に復帰｡
現在は二足の草鞋を履きながら､バラエティー出演機会が増えてきている｡
上田晋也と古坂大魔王はテレ朝チャンネルで放送中の『上田ちゃんネル』で共演中｡
彼は第一回放送にゲストとして招かれたが､以後レギュラー扱いとなり､古坂大魔王自身も同番組が自分の原点であり大事な仕事だと語っている｡
地上波番組でもテレビ朝日系『雑学王』の他､テレビ東京系『アリなし』､日本テレビ系『スター☆ドラフト会議』などくりぃむしちゅーが司会の番組に多く出演する傾向にある｡
ただ､古坂大魔王を評価しているのは上田晋也に限った話でなく､他のボキャ天芸人達もポテンシャルの高さを認めている｡
それなのに何故彼は売れないのか｡
爆笑問題･太田光と土田晃之が以前『爆笑問題の検索ちゃん』にて､彼の性格的な問題点について触れていた｡
NON STYLE･石田明がフリートークが苦手で一般人から『会話の HOW TO 本』を渡されたという話から､土田晃之が古坂大魔王の名前を挙げると太田光も笑いながら｢古坂は許さないでしょうね｣と話は彼について進む｡
土田晃之いわく､古坂大魔王は例えば学園祭ライブでネタを披露し観客から｢つまらない｣と言われると､
｢今なんて言ったの? つまんないって言ったの? じゃあキミのほうがおもしろい? じゃあおもしろいこと言って? 3,2,1･･･あ､言えない､言えないんだ｣
と､とことん観客を追い詰めていくのだそう｡
また､居酒屋で大学生らが隣の席ではしゃいでいると､わざわざその席まで行き､
｢プロの前ではしゃぐな!!｣
と怒鳴りつけたことがあるという｡
プロの芸人としてプライドが高いゆえに､目についた一般人に当たってしまうようなのだ｡
太田光が､
｢そういうことやんなければ絶対売れてるはずのヤツなの｡天才的におもしろいヤツ｡｣
と評せば､土田晃之も
｢天才的におもしろい!｣
と同調｡爆笑問題･田中裕二も
｢(古坂大魔王が売れないのはおかしいって)みんな思ってるの俺ら!｣
と一様に古坂大魔王を猛プッシュしていた｡
古坂大魔王が『雑学王』に準レギュラー級に出演するのも､爆笑問題が彼を高く買っている所以か｡
彼を称する言葉として､"楽屋で最も面白い芸人"とも言われる｡
内輪には抜群にウケがいいものの､ちょっとした性格的問題で一般人ウケするチャンスを逃している｡
そもそもテレビ番組上ではそういった一面を見せる場面はほぼほぼ少なく､業界内でもまだ彼のポテンシャルに気付いていない人が多く存在するのかもしれない｡
視聴者に愛されるキャラクターと露出機会を持てれば､ブレイクの可能性は十分あるはず｡
"最後の天才芸人"は9月5日『しゃべくり007』出演という最大最後の大勝負で一花咲かせることは出来るだろうか｡
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