風のガーデン
[第4話]
札幌。よさこいソーラン祭りを見るために会場へ足を運ぶ貞美（中井貴一）。ルイ（黒木メイサ）の踊る姿を見るため足を運んでいた。10/30放送
ルイを見るのは6年ぶりになる。
貞美が札幌を訪れた理由はもうひとつある。
水木（布施博）のクリニックですい臓がんの治療を受けるためだ。
夜はルイとホテルで会うことになっていたが、さゆり（森上千絵）から「ルイが来られなくなった」とメールが入り、貞美は悲しみを覚える。
ルイは大阪への転勤が決まっている恋人・宮内（白石雄大）を喫茶店で待っていたのだ。
しかし、「宮内の妻さんが北海道に来ているので会えない」と宮内からルイに連絡が入る。
それでも喫茶店の閉店時間まで待っていた、ルイだった。
翌日、貞美は列車で富良野へ向かいタクシーで妻のお墓参りをする。
途中、同級生の花屋で花を買うが顔を見られないように、貞美はタクシー乗ったままだった。
墓参りの後、貞美はルイが育てている風のガーデンへと足を運ぶ。
すると、そこに岳（神木隆之介）の姿があった。
とっさに貞美は茂みに身を隠し、岳の様子を眺めていた。
貞美の休暇中、二神（奥田瑛二）が病室で事情聴取を受けたとのニュースを見る。
休暇あけ、貞美は病院長から呼び出され、二神に侘びをするよう頼む。
病室を訪れた貞美は写真を撮られたことを詫び、以前頼まれた「キャンピングカー用の医療装備リスト」を手渡した。
病状が悪いなか、なおも仕事をしようとする二神に、貞美は「お金で命は買えませんよ」と説いた。
「癌の宣告された患者の気持ちがわかる！」怒りをぶつける二神。
そんな二神に、貞美は自分もすい臓がんだと告白する。
夜、貞美が寝ようと思っていると、妙子（伊藤蘭）がマンションへとやってきて、強引に部屋の中に入った。
貞美が大病にかかっていると知った妙子は「何の病気にかかっているんですか!?」と問い詰める。
貞美は観念して病状を説明すると、妙子はすぐに院長（小野武彦）に電話し、明日の朝のアポイントを取った。
翌朝、院長室にやってきた貞美は退職願を机に出して、「限界まで働かせてほしい」と願い出る。
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第1話
東京のとある医大病院で麻酔科医として働いている。
麻酔学界では凄腕の権威として全国でも有名である。
しかし、実は末期ガンを抱えている。
誰にもこのことは教えていないものの日々不安にかられている。
貞美の娘。
イギリスで本格的にガーデニングを学んだ経験があり、日本に帰ってきてから自宅に誰もが目を奪われる庭を作り上げた。
貞美とは音信不通である。
貞美の息子。
知的障害を抱えているものの、他の人と比べて音感や記憶力に優れている。
貞美とは音信不通である。
貞美の父。
富良野で訪問医として働いている。
貞美が北海道を離れてから2人の子供の面倒を見ている。
貞美と同じ病院で働く看護師長。
かつて貞美と関係があったという噂が病院内でも流れている。
政財界を揺るがす株不正取引の黒幕の一人。
その正体は謎に包まれている所が多い。
歌手としてのデビューを目指している女性で22歳。
歌手になる為の勉強として、現在がホテルのラウンジなどで弾き語りをしている。
そんなある日、喉の治療で通った病院で担当してくれた医師・貞美に恋心を抱いてしまい…。
二神達也の娘で現在23歳。
両親が離婚し、それからは父親に会えない日々が続いていたが、そんな父が病気を患っていることを知って病院を訪れる。
貞美の幼なじみで現在44歳。
昔から貞美に好意を抱いていた。
二度の結婚と離婚を経験しており現在は独身の身。
実家の理容室を継いで生計を立てている。
貞美の大学時代の同級生で現在45歳の男。
札幌で開業医として働いており貞美のガンを診断した医者である。
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