風のガーデン第7話あらすじ完全版

風のガーデン

[第7話]

11/20放送

グリーンテラスで岳（神木隆之介）がピアノを弾き、貞美（中井貴一）がチェロを奏でていた。２人が演奏を楽しんでいる中、突然、ルイ（黒木メイサ）が現れる。呆然と立ち尽くすルイに、「ガブ（＝大天使ガブリエル）です」と自己紹介する貞美だったが、ルイは逃げるように車に戻ると、風のガーデンを去ってしまう。

ルイが去ったあと、貞美はここに来たことをひどく後悔する。そして、手早く楽器を片付けると、岳が止めるのも振り切り、森の奥へと帰っていった。

しばらして、ルイが風のガーデンへと戻ってくる。貞美がいないことを確認するルイに、岳（神木隆之介）は「貞美（=大天使ガブリエル）を見て逃げ出した、無礼者」といって、ルイを責める。ルイの心は揺れていた。貞美のことが気になって仕方がないルイは、岳に次々と尋ねる。「いつ出会ったのか」「どんな話をしたのか」「今、どこへ行ったのか…」。貞美が森の中へ行ったことを知ったルイはあとを追おうとするが、岳に強く止められて断念する。

その頃、貞美は富良野の町へと出てきていた。携帯電話の番号を変更するため、新しい機種に買いかえる。そのあと、エリカ（石田えり）が営む小玉理容室へ立ち寄り、自分の郵便物の送り先になってくれるよう頼んだ。エリカは、同級生達が歓迎会を考えているから必ず出席するよう、貞美を説得する。

ルイは修（平野勇樹）に一緒に森の中へ入ってもらい、人の足取りを追う。すると、キャンピングカーを発見。「ガブリエルさん！」ルイがノックをして声をかけるが誰もいなかった。諦めたルイは一緒に森を探してくれたお礼にと、修と一緒にバーへ行く。そこで修はルイに「結婚しよう！」と言い出すし、ルイは大笑いをしてしまう。

その夜、貞三（緒形拳）は、一旦、家に帰ってくるが、また、往診に出かけるという。そんな貞三に、岳は大天使ガブリエルのことを相談する。「大天使ガブリエルを怒らせてしまった。ルイが悪い」と、岳はルイを責めた。そんな岳を貞三はなだめる。

その頃、貞美は東京に戻り、マンションにある荷物の整理を始めていた。貞美は妙子（伊藤蘭）にも会った。薬の手配や退職金の手続きなどをお願いし、最後に、「僕が死んだら、父さん達に渡してほしい」と手紙を託す…。

貞美は、姉（木内みどり）の家にも立ち寄った。そして、東京の病院を辞めて富良野に帰ると伝える。「子供は何を喜ぶのだろう」貞美が相談すると、姉は、「ガーデンで働いてあげればいい」と答える。

再び、富良野に戻った貞美がキャンピングカーで荷物の積み替えをしていると、ルイ（黒木メイサ）が現れる。
「今でもまだ、父さんのことを恨んでいるか？」貞美はルイに問いかける。すると、ルイは「時々、恨めしく思った。でも時々、すごく会いたいと思った」と素直な気持ちを伝えた。
それから２人はいろいろな話をする。ルイの彼氏のこと、恋が終わったこと、岳のこと、おじいちゃんのこと…。
「この夏はガブリエルでいようと思う。僕も天使でいたい」と話す貞美に、ルイも「じゃあ、私も嘘につきあう」と笑った。
「いつまで、いられる？」ルイの問いかけには、「８月か９月頃まではいたい」と答える貞美。すると、ルイは花の咲く時期はいてほしいといった。来年のことを考えて、花は10月に刈り取るという。10月…微笑みながらも、曖昧な返事をする貞美だった…。

その日の夜、危篤状態の患者の死を見取った貞三が駐車場で車に乗って帰ろうとしていると、葬儀の準備に来た貞美の同級生達が、貞美の歓迎会を開くと話しているのを聞いてしまう…。貞美は富良野にいることを知る、貞三…。

一方、ルイは岳に、明日の早朝にガーデンに行くことを勧めた。岳との話が終わった頃、おもてから貞三の車の音が聞こえた。

「おかえりなさい」声をかけるルイに、貞三は何かを尋ねようとしたが思いとどまる。そして、自室へと入っていった…。

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