風のガーデン
[第8話]
貞美（中井貴一）は、森でエゾエンゴサクの球根を掘っていた岳（神木隆之介）の前に姿を現す。貞美を怒らせてしまったのではないかと心を痛めていた岳は再会を喜んだ。岳と並んで球根堀りの作業をする貞美は、エゾエンゴサクがルイ（黒木メイサ）の好きな花だと聞いて、育て方を教わる。11/27放送
水木（布施博）から貞美に電話が入った。富良野の病院で事故に遭って運び込まれてきた患者の緊急手術を手伝ってほしいと言う。手術に立ち会った貞美の見事な施術に感謝する医師ら。しかし貞美はひどく疲労し、帰り道、運転中に激しい睡魔に襲われる。貞美が車を脇道に寄せ仮眠をとっていた頃、ルイはさゆり（森上千絵）にこれまでの貞美とのいきさつを話していた。
後日、キャンピングカーにルイとさゆりがやってきた。貞三（緒形拳）に会いに行けないでいることを心配し、仲介役を申し出る２人の勢いに戸惑う貞美。すると、そこへ修（平野勇樹）が突然やってきた。貞美を見るなり自分はルイの婚約者だと言い出した修だが、貞美が父親だとわかると焦って逃げてしまう。
そんな折、エリカ（石田えり）らおさななじみの同級生たちが、歓迎会を開くと貞美を誘いだした。連れてこられたのは同級生が住職をしている寺。じつは、歓迎会は“貞美の生前葬”として企画されていたのだ。喪服で集まった友人たちは弔詞として貞美の昔の悪事を暴露し、生前葬は盛り上がる。しきりに困り顔だったり、可笑しくて噴出してしまったりした貞美だったが、最後には感極まって泣いてしまう。
一方、往診を終えて帰宅した貞三は、自宅前の駐車場で富良野の病院の看護婦さんに声をかけられる。先日、緊急手術を貞美が手伝い、素晴らしかったという。
その夜、貞三はルイに貞美のことを尋ねる。ガーデンのそばにキャンピングカーを駐車して、貞三が暮らしていることを知った貞三は、1人で会いに行く…。
貞三がキャンピングカーに到着すると、なぜかドアが半開きに…。貞三が中に入ると、貞美は点滴をして熟睡していた。周辺には麻薬パッチの箱、台紙が…。机には水木の病院の封筒があり、中にはエコー写真が入っていた。それを見た貞三は貞美の病気に気づき、慌ててキャピングカーを出て行くのだった。
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第1話
東京のとある医大病院で麻酔科医として働いている。
麻酔学界では凄腕の権威として全国でも有名である。
しかし、実は末期ガンを抱えている。
誰にもこのことは教えていないものの日々不安にかられている。
貞美の娘。
イギリスで本格的にガーデニングを学んだ経験があり、日本に帰ってきてから自宅に誰もが目を奪われる庭を作り上げた。
貞美とは音信不通である。
貞美の息子。
知的障害を抱えているものの、他の人と比べて音感や記憶力に優れている。
貞美とは音信不通である。
貞美の父。
富良野で訪問医として働いている。
貞美が北海道を離れてから2人の子供の面倒を見ている。
貞美と同じ病院で働く看護師長。
かつて貞美と関係があったという噂が病院内でも流れている。
政財界を揺るがす株不正取引の黒幕の一人。
その正体は謎に包まれている所が多い。
歌手としてのデビューを目指している女性で22歳。
歌手になる為の勉強として、現在がホテルのラウンジなどで弾き語りをしている。
そんなある日、喉の治療で通った病院で担当してくれた医師・貞美に恋心を抱いてしまい…。
二神達也の娘で現在23歳。
両親が離婚し、それからは父親に会えない日々が続いていたが、そんな父が病気を患っていることを知って病院を訪れる。
貞美の幼なじみで現在44歳。
昔から貞美に好意を抱いていた。
二度の結婚と離婚を経験しており現在は独身の身。
実家の理容室を継いで生計を立てている。
貞美の大学時代の同級生で現在45歳の男。
札幌で開業医として働いており貞美のガンを診断した医者である。
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