恋して悪魔～ヴァンパイア☆ボーイ～第9話あらすじ完全版

恋して悪魔～ヴァンパイア☆ボーイ～

[第9話]

09/01放送

先輩ヴァンパイア・小早川（横山裕）が真琴（加藤ローサ）に襲い掛かろうとした瞬間、ルカ（中山優馬）は自らの力を振り絞って彼女を守ったが、それによって自分がヴァンパイアであることを知られてしまう。

ルカは自分が海で溺れた日に血を吸われてヴァンパイアになったことを真琴に告白し、その場を去っていく。

翌日、真琴はルカに体をいたわる言葉をかけるとヴァンパイアについて質問をした。ルカはヴァンパイアについて説明する。
太陽の日差しを直接浴びられないこと、食べ物の味を感じないこと、人間の血を吸って永遠に行き続けることなどを説明するルカが、最後に「俺は血を吸わない。人間の方が尊い事に気づいたから…」と言葉を添えた。
「俺の事が怖くないのか？」というルカの言葉に、真琴は「ルカは変わらない」と答える。

真琴は、このままルカを見守って生きていくことを決意していた。

もうすぐ満月だ。満月になれば自分はちりとなって消える…。真琴の血を吸わないと決めたルカは、すでに覚悟を決めているようだった。

ところがルカの体に異常が起こり始める。突然のめまいとともに意識がなくなり、知らない間に将太（森本慎太郎）や真琴を押し倒し、血を吸おうとしたのだ。

驚いたルカはカイト（近藤雅彦）の元を尋ねると、カイトは「タイムリミットが迫っているから、体が防衛反応で焦っているんだ」と告げる。「彼女（＝真琴）の血を吸うと決めれば、お前も楽になるはずだ」とアドバイスをする。
ルカは真琴の血を吸い、彼女がヴァンパイアになった姿をイメージする。その光景にルカはゾッとするのだった。

その頃、真琴は藤井（姜暢雄）を呼び出していた。
そして婚約の解消を申し出る。
藤井は「黒宮（＝ルカ）のせいなのか？」と尋ねるが、真琴は「彼は悪くない。ただ見守ってあげたい」と応えるのだった。

「もう、ここにはいられない…」行動を抑えられない自分に怯えたルカは、二朗（伊東四郎）や敦子（堀内敬子）、寛人（中島健人）、香織（桜庭ななみ）たちに別れを告げ、自宅にも、学校にも姿を見せなくなった。

――夜。ルカがビルの屋上にひとりでいるとカイトが現れる。カイトは初めて「お前の命を活かしたのは俺だ！」と告白し、あらためて「血を吸ってくれ」とルカを説得した。

最後に真琴の姿を見ようと考えて、彼女のマンションの前まで行くが、そこでまたしても意識を失い、自らの意思に反して真琴の部屋に現れると、彼女を押し倒してその喉元に牙を突き立てようとした。

放課後、ルカの事を想ってひとり教室にいた真琴の背後にカイトが現れた。
カイトはルカの命があとわずかであることを真琴に告げる。
そしてヴァンパイアが命をつなぐには人の血を吸わなければならないが、ルカは血を吸おうとしないことや、血を吸われた人間はヴァンパイアとなって生き返り、永遠の命を得ることができることを教えた。
「お前の血じゃなければダメなんだ。あいつの命はお前次第だ…」カイトはそう言うと姿を消す。

そんなある日、真琴が道を歩いていると、車に乗った藤井に声をかけられる。半ば強引に車に乗せられた真琴が連れて行かれた場所は教会だった。
藤井は強引に真琴にブーケを被せると、「今、ここで結婚式を挙げる」と言い、強引に真琴の手を引いた。
逃げようとする真琴の手を離さない藤井。さらに言うことを聞かせようと真琴の頬を叩いた。
その時である。突然、藤井が宙に飛ぶと壁に激突して気絶する。
真琴はルカが助けてくれたのだと感じて彼の名を呼ぶが、姿を見せない。

真琴は、ルカとであった場所や学校などを探し回り、最後に音楽室にたどり着く。
そこには壁にもたれかかって憔悴しているルカがいた。
真琴の姿を見たルカは「近づくな！」というが、真琴はそのままルカを優しく抱きしめる。

「また私はあなたを見ているだけ？嫌だよ。もう、あなたを失いたくない。あなたとなら永遠に…」真琴はそう言うと、ルカにお願い事をする。

「わたしの血を吸ってほしい…」と…。

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