パーフェクトリポート
[第8話]
12/05放送

男性がナイフで刺される事件が起こり、逮捕された容疑者は光輝(木村了)だった。
黒井(平山浩行)は蒼山(松雪泰子)に、11年前の事件ともども報じると告げる。
蒼山は反対するが、黒井は聞き入れず、結局彼の指示通りに報道が流れた。

光輝の身柄は東京地検に送られた。検事は彼の過去の事件にも触れる。
3年前、光輝は路上で男性に絡まれている女性に助けようとして、男を死なせてしまった。
光輝はこの事件で実刑が確定し、服役していたのだ。

今回、指された橋口(加藤慶祐)は光輝が自分の店の金を盗んだと疑っていた。
だが、それは違っていたことが分かり、光輝に謝ろうとしたのだが、刺されたのだという。

そんな中、蒼山のもとに父親の義男(中原丈雄)が倒れたと連絡が入った。
幸い大したことはなく、義男がすぐに退院。
蒼山は義男に11年前の事件のことを話し始めた。
すると、義男は蒼山が子どもの頃、よく男の子とケンカしていたことを話す。
こちらに怒る理由があるのと同じように、向こうにも理由があるのではないかと言う。
光輝と腹を割って、話してみたらどうだというのだ。

局に戻った蒼山は赤坂(小出恵介)が検事から入手したという情報を聞く。
光輝は当初、犯行を否認していたのだという。
凶器のナイフは被害者の物で、光輝は自分が刺した覚えがないと言っていたらしい。

やがて、光輝と橋口には立花という共通の知人がいることが分かった。
入院中の橋口が見舞客に「予定通り」と言っていたという証言も出る。
さらに、事件直前に橋口は医療保険を増額していたようだった。

橋口はかつて光輝が死なせた男・立花の友人だったことも分かった。

蒼山から話を聞いた検事は光輝にそのことを話す。
すると、光輝は自分は橋口を刺していないと告白を始めた。

光輝は橋口に呼び出されて、出ていった。
そこで、橋口は光輝にナイフを持たせ、それを自分の腹に刺したのだ。

その証言を受けて、橋口は逮捕される。釈放された光輝を蒼山が待っていた。
光輝は蒼山に自分のことを信じてくれた礼を言う。
と同時に、彼は11年前の事件の記憶を蘇らせていた──。
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キャスト
青山叶 / 松雪泰子(まつゆきやすこ)
キャピタルテレビジョン(CPTV)に勤めるアラフォーの報道ウーマン。
一見すると美人で仕事がバリバリできる才色兼備。

その中身は超まっすぐで、一つのことをやり始めると
そればっかりでほかのことを考えられなくなるカタブツ独身女。

報道魂は一流だけど、組織人としては最低。
新入社員のころに取材した未解決事件だけを入社以来15年間
どこに異動しても追い続けているせいで、会社からお荷物扱いされている。

ある日エリート集団の社会部を追い出され、
「遊軍取材班」と名付けられた落ちこぼれ記者たちの掃きだめである
取材チームのキャップに任命される。
奥澤緑 / 相武紗季(あいぶさき)
入社3年目・バラエティ専門の人気女子アナ。
「彼女にしたいアナウンサー」毎年No.1の人気者。
タレント気質が激しく、アナウンサーでありながら報道の知識はゼロ。

ある夜アナウンス室でたまたま深夜自分しかいなかった時に
読むことになった緊急ニュース特番の原稿を間違いまくったため、
上司から「報道で勉強して来い」と、3カ月間の期限付きで遊軍取材班に送りこまれた。

赤坂衆 / 小出恵介(こいでけいすけ)
入社6年目の元政治部記者。
世渡り上手で、今の若者をリアルに反映したような無駄なことはやらない主義の男。

オンエアに乗らないニュースなら取材する意味なしというドライな考え方で、
事あるごとに蒼山とぶつかる。
黄田功 / 要潤(かなめじゅん)
映画の撮影カメラマン志望。

事件・事故の現場で常にゆったりとした画を撮って使い物にならなかった、
偏屈な映画監督気取りの報道カメラマン。
白石弘 / 小日向文世(こひなたふみよ)
一見人は良さそうなのに、知りたい情報をゲットするためには取材対象者すらも笑顔でだますため、
取材先からクレームが絶えず、遊軍取材班に飛ばされたオヤジ記者。
桃井祐 / 遠藤雄弥(えんどうゆうや)
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