「ザ・ミュージックアワー」がたった半年で打ち切られた真相!
1996年10月放送開始のTBS系『うたばん』から続いた石橋貴明中居正広コンビの音楽番組が、9月14日の『ザ・ミュージックアワー最終回SPをもって14年の歴史に幕を下ろした。

2000年前後のーク時には、当時大ブレイクしていたモーニング娘。や宇多田ヒカル、ジャニーズユニットを頻繁にゲストに招き、宇多田ヒカルが大ヒットシングル「Can You Keep A Secret?」発売後2ndアルバム「Distance」リリースを控えた際の出演では、視聴率25%を記録。
通常放送でも音楽番組としては高い視聴率を維持し、お茶の間に浸透した。

しかし、番組に陰りが見え始めたのは2009年4月以降。
木曜20時で定着していた『うたばん』が、大幅編成改編により日曜20時に移行。
裏番組にNHK大河ドラマや日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ』らが揃う激戦区へ飛び込んだことで視聴率は急落。
視聴率5%を下回る回も出て来るなどジリ貧状態に陥る。

その半年後、テコ入れがなされ、番組初期時の火曜21時に移行するが、もはや時すでに遅し。
多少の改善は見られたものの、視聴率は一桁を低迷。かつての勢いは完全に失われた。

2010年4月、司会者・番組スタッフもほぼそのままに番組名のみ変更した『ザ・ミュージックアワー』がスタート。
かつて一世を風靡した石橋貴明の"イジり"も封印し、往年の『ザ・ベストテン』のような出で立ちで番組を進行する石橋・中居コンビに、世間からの期待は無かった。

一度でも『ザ・ミュージックアワー』を見たことがある人なら、『うたばん』時代の魅力が見事に削ぎ落とされてしまったことに容易に気付いただろう。
そして、14年の歴史における同番組の凋落ぶりは、番組に寄せられる視聴者からの意見がダイレクトに反映されていたようだ。

探偵ファイル』によると、全盛期には、
司会者がモーニング娘。をおちょくってた頃は、『やりすぎだ』、『かわいそう』といった感じの意見がずいぶん届きました。そういう意見は老若男女を問わず来てましたから、それだけ幅広い視聴者が見てたってことでしょう」(新聞記者:探偵ファイル)

と、『うたばん』最多出演(51回)のモーニング娘。に対するイジリ、例えば飯田圭織にジョンソンというあだ名を命名したり、"保田大明神"として毎回石橋貴明にブスキャラで弄り倒された保田圭など、『うたばん』とモーニング娘。は相乗効果で共に人気を高めていった。

確かに、そういった事を敏感に嫌う視聴者にとっては不快だったかもしれないが、クレームが多く寄せられることは、それだけ多くの視聴者に番組を見てもらっていることとイコールなのだ。

しかし、『うたばん』の人気に陰りが見えてくると、投稿内容にも変化が現れたという。

「番組にお笑い芸人がいろいろ出てくるようになると、読者からの意見も変わってきました。『一応は歌番組として見てるのに、芸人ばっかり出てきてつまらない』っていう意見が、一時期ずいぶん来ましたね。それから段々、投書の数は減っていきました」(同)

いつからか、お笑いブーム真っ盛りで各局で"ネタ見せ"番組が放送されるようになると、『うたばん』でもアーティストにネタを見せるべく多くの芸人が登場したが、純粋にアーティストとのトークを楽しみにしていた視聴者を逃がすこととなる。

うたばん』の視聴者は、石橋貴明中居正広の絡み、アーティストと司会二人の絡みに期待していたのであって、芸人のネタ見せは不必要だったと言って良い。

やがて『うたばん』から『ザ・ミュージックアワー』へと番組名が変更されるが、すると投稿内容は、
「長年のファンだったっていう人たちから、怒りの声がたくさん来ました。『最終回だと思って録画までしたのに騙された。二度と見ない』なんて意見もあって、当時の平均と比べて3倍くらいの投書が来てたと思います。その後、番組名が変わってからは、投書はさらに少なくなっちゃいました」(同)

うたばん最終回は、「とくばん無期限活動休止SP」と題して過去の総集編を放送。13年半の歴史に幕を下ろすかに思えたが、『ザ・ミュージックアワー』のスタートが発表され、同番組の位置づけが"発展的終了"であったので最終回を示す(終)もラテ欄に表記されなかった。
なんとも腑に落ちない一連の"騙し討ち"に、視聴者もとうとう見切りをつけたよう。

「長年のファンだったっていう人たちから、怒りの声がたくさん来ました。『最終回だと思って録画までしたのに騙された。二度と見ない』なんて意見もあって、当時の平均と比べて3倍くらいの投書が来てたと思います。その後、番組名が変わってからは、投書はさらに少なくなっちゃいました」(同)

芸能人の人気指標でも同じ事が言えるが、「嫌いなタレントランキング」にまだ名前があるうちは、世間の人がそのタレントの名が頭の中に記憶されているということ。
ザ・ミュージックアワー』には、"嫌い"という視聴者すら獲得できず、あえなく半年で打ち切りという選択肢を迫られたわけである。

後番組には、『解禁!(秘)ストーリー 〜知られざる真実〜』というドキュメンタリー番組がスタートする。
司会出演者は今のところ未定だが、まずは良い意味でのクレームを集めることを念頭に置いた方がいいかも!?
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