高橋みなみ･前田敦子らが語るAKB48の10年後! グループは存続しているのか!?

1月22日に映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued ～10年後､少女たちは今の自分に何を思うのだろう～』が公開されたAKB48｡
タイトル通り､AKB48の現在と未来を映し出したドキュメンタリー映画で､収録テープは延べ1000本以上に及ぶ｡

一組の歌手に密着したドキュメンタリー映画が製作された例は多くない｡
"音楽ドキュメンタリー映画"というジャンルは以前から存在してはいたものの､大概はライブパフォーマンスを中心に撮った作品｡
日々の成長過程をメインに据えた『DOCUMENTARY of AKB48･･･』は一線を画す内容と言えよう｡

AKB48の主力メンバーは2011年も大忙し｡
板野友美は遂に1月26日ソロデビューシングル『Dear J』が発売｡
大島優子は所属事務所の後輩･北原里英と指原莉乃､そして昨年10月に正メンバーに昇格したばかりの横山由依を率いて新ユニット"Not yet"を結成｡3月16日にCDデビューが決まった｡
不動のエース･前田敦子は『マジすか学園2』の主役として今後撮影に追われるスケジュールが待ち受けている｡

グループの勢いは頭打ちするどころか加速度が増すばかり｡
では､映画タイトルにちなんだ"10年後"､AKB48はどうなっているのか｡
前田敦子･大島優子･板野友美･渡辺麻友･高橋みなみ･小嶋陽菜の6人が『週刊ポスト』で｢10年後の私｣を語っている｡

意外にもメンバー一同､将来をネガティブに考えているようで､板野友美･大島優子はそれぞれ
｢自信はないです｡自信はないけどチャレンジしたいですね｣(大島)
｢この先はどうなるかわからないけど､今やるべきことをやらないと･･････みたいな｣(板野)
と不安をのぞかせる｡

爆発的なブームは長続きしないのが芸能界の常であり世の常｡
その事を重々承知しているということか｡一方で前田敦子･高橋みなみはどちらかと言えば前向きだ｡
｢そん時(10年後)もAKBがあればいいなぁと思います｣(前田)
｢変わんないでいたいな､とは思いますね｡いろんな意味で｣(高橋)

小嶋陽菜は他のメンバーとは少し違った視点から
｢その時は多分すごい大変だったんですけど､今思い返せばそんなに辛いことはなかったんじゃないかなって思います｣
とAKB48としての活動が人生経験として貴重な物だと考えられる大人になっていると思い描く｡
渡辺麻友は､
｢10年後･･････考え中です!｣
と"まゆゆ節"が炸裂し詳細は語らなかったようだ｡

各々たった一言ながら十人十色の価値観を垣間見ることが出来る｢10年後の私｣という質問｡
回答を見るに､やはり"不動のエース"前田敦子と"絶対的リーダー"高橋みなみの両者がAKB48というグループの存続を強く考えているように思える｡

高橋みなみといえば､昨年12月8日に行われた｢AKB48劇場5周年公演｣で語ったAKB48メンバーとして､そのリーダーとして語ったスピーチが賞賛を浴びた｡

｢(5年間を振り返って)"楽しい"という一言では収まりきらないこの5年間｡悔しくて泣いたこともありましたし｡テレビで扱われた時も『アキバ48さん､"萌え"な一言言って下さい』って言われたりね｡ちょっと悔しいなーという想いを抱えつつ､みんなで切磋琢磨していました｡この5年間で沢山の仲間と出会いました｡その分､別れもありました｡でも色々考えたときに､100人いれば100通りの夢の叶え方があると､そう思うようになりました｡私たち誰一人､AKB48に入ったことを後悔している者はいません｡誇りに思っていますし､感謝しています｡この5年間で変わったこともあれば､変わらないこともあります｡それはこの劇場です｡こんなに沢山のお客さんが来てくれるようになるとはメンバー(1期生)もスタッフも誰一人として思っていなかったと思います｡でもAKB48に入って分かったことがあります｡それは"夢は叶うんだ"ということです｡諦めなければ夢は叶います｡今日でAKB48劇場は5周年を迎えますが､10年20年あり続けられるように､今いるメンバーが､卒業していったメンバーが大きくなって､またここの劇場に戻ってこれるように､輝き続けたいなと思っています｡皆さん､今後とも応援よろしくお願いします｡｣(一部省略)

彼女は約4分間に及んだスピーチを一切カンペもメモも見ること無く､自分の言葉で言い切った｡
それだけリーダーとして､グループを大切にしているのだろう｡
隣に立っていた前田敦子も､高橋みなみの一言一句を噛み締めるかのように時折頷きながら､凛とした表情でスピーチを聞いていた｡

AKB48が10年後どうなっているのか､その答えはメンバーも総合プロデューサー･秋元康も確定的な予測は出来ないはず｡
しかし､高橋みなみが言うように､メンバー一人一人が夢に向かって歩み続ければ､今と変わらぬAKB48が遠い未来も輝き続けているように思える｡

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