ラストフレンズ第11話あらすじ完全版

ラストフレンズ

[第11話]

06/19放送

血だらけの宗佑（錦戸亮）の遺書を見つける、美知留（長澤まさみ）。警察からの事情聴取などを受けながらもシェアハウスには戻らず、１人でいることを選択する。それは宗佑への償いでもあった。

そこ頃、ずっと目指していた“モトクロス全日本選手権・関東大会”で優勝した瑠可（上野樹里）。記者会見では、週刊誌の話題が記者から質問される。しかし、今の瑠可は以前とは違っていた。家族やタケル（瑛太）、エリ（水川あさみ）、そして監督に見守られながら、「男でも女でもなく１人の人間として自分を応援してくれた家族や友人に支えられてここまでくることができた。感謝している」と、凛と答えることができた。自分のことをわかってくれる人に囲まれ、強くなったのだ。

タケルや瑠可は姿を見せない美知留を心配しつつも、「美知留が幸せならば…」と願っていた。翌日、美知留の母・千夏（倍賞美津子）から「美知留にかわってほしい」と電話が入る。美知留が母親と一緒だと思っていた瑠可たちは、驚きを隠せない。宗佑が死んだことを、千夏から聞いて、一堂はショックを隠せなかった。

そんなある日、エリがシェアハウスに帰ると、友彦（山崎樹範）が引っ越しの準備をしていた。「海外転勤で来月にはミラノに行かなければいけない。別居中の妻を連れて行くこと」と、友彦は言う。ショックを受けるエリだったが、笑顔で友彦と別れることを決意する…。

美知留は高校時代に生活をしていた銚子の港町にいた。美知留は宗佑の子供を身籠もっていたのだ。母・千夏の知り合いによくしてもらい、彼女が仲居頭として働く旅館に住み込みで働かせてもらっていた。

1ヵ月後、いよいよ友彦がミラノに旅立つ日、空港で仕事をしていたエリの前に真っ赤な花束をもった友彦がエリの前に立っていた。２人は結婚式をあげてシェアハウスを出る。タケルと瑠可だけがシェアハウスに残された。

美知留がいなくて落ち込む瑠可に、タケルは美知留を探しに行くことを提案する。瑠可とタケルは、タケルの運転で美知留を探しに出かけた。少ない手がかりを頼りに、２人は銚子までたどり着く。

銚子の海岸で２人並んで海を見ていると、瑠可が切り出した。「夫婦って、こんな感じなのかもしれないね。よく聞くじゃない。長年連れ添った夫婦は恋人ではなく、何でも話し合える親友のような関係になるって…」瑠可の言葉に、タケルは決心したように、自分の抱えるトラウマを瑠可に打ち明ける。女性を幸せにできないと悩むタケルを、瑠可は心から慰めた…。

ようやく美知留が住み込みで働いている旅館がわかり、バイクで急ぐタケルと瑠可。その途中で２人はダンプカーと接触してしまう。幸い２人ともかすり傷で済んだが、運ばれた病院で、たまたま出産前の検診に訪れていた美知留と出会う。

美知留はタケルと瑠可に、「心細いけれど、１人で出産をして子育てをしていく」と言う。そんな美知留に瑠可とタケルは「この子のお父さんにはなれないけれど、美知留と一緒に子供を育てたい」と説得する。

「一緒に東京に帰ろう。１人より２人、２人より３人のほうが心強いでしょう？」瑠可の言葉に美知留は２人に感謝する…。母子ともに危険な出産ながらも無事に子供を産んだ美知留は、瑠可やタケルと一緒に東京に戻った。

美知留と赤ちゃん、瑠可、タケル。恋人でも夫婦でもない４人の新たな共同生活が、シェアハウスでスタートする…。　《終》

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