魔王
[第11話]
09/12放送

直人(生田斗真)の元に赤い封筒に入ったタロットカードが届いた。それも、カードは2枚入っている…。
直人がタバコを買って取調室に戻ると、典良は青酸カリ入りのタバコで自殺を図って死んでいた…。

自宅に戻った栄作は、息子達が子どもの頃のアルバムを涙ながらに見ていると、そのまま胸を押さえて倒れてしまう。直人が駆けつけたときには、父は冷たくなっていた…。

翌日、しおり(小林涼子)は涙ながらに復讐を止めるよう領に訴える。領は何も言なかった。

葛西(田中圭)のために自ら保釈金を払い保釈する領。「葛西は、もう、十分に苦しんだ」という領に、怒り出す山野(清水優)は、「自分で葛西を殺す!」と、ナイフを取り出した。
慌てて止めようとした領の腹部には山野のナイフが刺さり倒れる。それを見た山野はナイフを抜くと、慌てて逃げ出す…。

保釈された葛西は麻里(吉瀬美智子)との生活をやりなおそうと、指輪を購入し、麻里の元へと急いでいた。
街を歩く葛西は背中の痛みに倒れこむ。仰向けになると、そこには山野の顔があった…。
その後、錯乱状態になりナイフを振り回す山野は警官に射殺されるのだった。

一方、渋谷東署では、直人が拳銃を無断で持ち出したことが問題になっていた。直人を探し出すよう、捜索命令を出す石原管理官(飯田基祐)。

その頃、直人は領を呼び出していた。父を、兄を、友人を殺した領が憎い…直人は領に銃口を向けていた。
これこそが領の目的だった。直人に自分を殺害させることで、今度こそ直人を殺人犯として罪を償わせること…。

しかし、直人は撃つことができない。すると領は「このままじゃ、自分が許せない!」と、直人の拳銃を奪い、自らの頭に銃口をつきつけて引き金を引いた。
間一髪のところで直人に止められると、拳銃を奪い合うように揉み合うが、銃が誤射され、その銃弾が直人に命中する。
それは、まさに11年前、領の弟と直人の間に起きた不慮の事故と同じものだった…。
「死なないでくれ、芦沢!!」領が叫ぶ。
そんな領に直人は「初めからこうしていればよかったんだ。精一杯、生きてください。自分のために生きてください。友雄さん、許してください。俺のことも、あなた自身も…」と言うとそのまま目を閉じた…。
「…許してくれ」領も自らの復讐を心から悔いた。そして、そのまま目を閉じる…。

しおりが駆けつけたときには、2人は既に息絶えていた…。

《完》


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07/04 第1話

キャスト
成瀬 領(なるせりょう) / 大野智(おおのさとし)
弱者なら無償でも弁護を引き受ける、敏腕弁護士・成瀬領。人は彼を「天使の弁護士」と呼んだ。
しかし彼にはもうひとつ、別の顔があった…。
普段は冷静沈着な成瀬。その温和な裏側には正反対の冷酷な仮面が隠されていた!!

芹沢 直人(せりざわなおと) / 生田斗真(いくたとうま)
社長であり政治家である父を持つ、熱血刑事。捜査を最優先するガムシャラぶりは、時にトラブルを引き起こすことも。そんな熱い男も、じつは人知れない暗い過去を持っていた…。父を嫌っている。次男。
宗田 充(そうだみつる) / 忍成修吾(おしなりしゅうご)
芦沢直人の古くからの友人だが、どう見てもチンピラにしか見えない。職業も不定。
芹沢 麻里(せりざわまり) / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
芹沢 栄作(せりざわえいさく) / 石坂浩二(いしざかこうじ)
直人の父親。「芹沢リゾート」のドン。実業家でかつ国会議員。金と富と権力が好きな人間。
芹沢 典良(せりざわのりよし) / 劇団ひとり(げきだんひとり)
芹沢家の長男。父・栄作に従い、長男らしく生きようとしている。
父親が経営するホテルの社長に就任。
咲田しおり(さきたしおり) / 小林涼子(こばやしりょうこ)
物に留まった過去を読み取ることができる特殊な能力を持つ。
直人に降りかかる奇妙な事件捜査に協力するが…。
仁科 江里(にしなえり) / 篠原真衣(しのはらまい)
高塚 薫(たかつかかおる) / 上原美佐(うえはらみさ)
中西 弘道(なかにしひろみち) / 三宅祐司(みやけゆうじ)
直人の上司で、公私共に良き理解者。人当たりは温かいが、冷静な判断を下す人物。

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