魔王第7話あらすじ完全版

魔王

[第7話]

08/15放送

“領の正体”を知っているライター・池畑（六平直政）が転落死した。領（大野智）は死に際に秘密を録音していたボイスレコーダーを回収し、池畑のポケットに赤い封筒を忍ばせる。

三人目の犠牲者が出てしまい、悩む直人（生田斗真）。直人は、"雨野真実"が父・栄作（石坂浩二）を操り池畑を殺させたのではないかと考えていた…。

同じ頃、直人の父・栄作は大隈（嶋田久作）からの連絡を待っていた。そこにやってきた直人は、栄作に池畑が死んだことを告げ、父が襲わせたのではないか、と問いかける。直人の言葉に愕然としたのは栄作だった。池畑は金でカタをつけたハズなのに、なぜ死んだのか…。
そこに現れた領は、顧問弁護士として栄作の証言を拒む。そんな領に直人は「部外者は黙っていて欲しい」と言うが、栄作は「直人こそ部外者だ！」と、領を擁護した。直人は、「もう、父でも子でもありません」と言い残し、その場を出ていってしまう…。

証拠を求めて、池畑のアパートを調べる直人だったが、既に室内はあらされ、証拠隠滅が図られていた。

その時、池畑が死んだ場所の捜査を続けていた倉田（東根作寿英）が、倉庫の近くで池畑が差出人に記されている宅配便の伝票を発見する。宛名は「成瀬真紀子（優香）」で、中身は「ＣＤ－Ｒ」と書かれていた。

ＣＤ－Ｒには、領の正体が英雄の兄・友雄だという秘密が録音されていた。真実を知り、ショックを受ける真紀子。だったが、領と直人が訪ね来た時、真紀子は音楽の録音されたＣＤ－Ｒを直人たちに提供する。真紀子は領をかばったのだ…。

直人が帰り、領と二人きりになった真紀子は、池畑から送られてきたＣＤ－Ｒを領に手渡す。

「難病で助かる見込みのない私には、あなたがいてくれた。あなたが私の希望だった」と真紀子は領に語りかける。真紀子は薄々ではあったが、誰かが領と入れ替わったことに気付いていた。しかし、本当の姉として気遣ってくれる「領」が、本当の弟のように感じたとも話してくれた。

最後に、真紀子は領に向かって、こう語りかけた。「私はあなたを信じている…亡くなった領が信じたように」
「ありがとう、姉さん」
これが10年に及んだ姉弟の最後の会話となった・・・。

その頃、典良（劇団ひとり）と妻・麻里（吉瀬美智子）と食事をしている所へ、宗田（忍成修吾）がやってくる。秘密をバラされることを恐れる麻里。しかし、その時、宗田は何も口にしなかった。安堵する麻里。

麻里は葛西（田中圭）との関係を終わらせようと葛西に別れ話を切り出した。葛西は「全てを捨てて麻里を選んでもいい」と言うが、麻里は「そんなつもりはない…」と、去っていってしまう。

一方、葛西と麻里の不倫事実を掴んだ宗田は、「秘密をバラされたくなければ、ホテルの支配人として雇ってくれ」と葛西に迫る。葛西は激怒し、「今度、彼女に近づいたら殺すぞ」と、履き捨てた。

ところが、典良の元にも赤い封筒が届いていた。封筒の中には、葛西と麻里の密会写真が…。しかし、葛西も麻里も、もちろん宗田も、まったく知らない…。

その頃、"雨野真実"の件を追っていた直人は、ふと、池畑が生前に漏らした言葉を思い出す「死んだ奴が相手じゃ、捕まえられないな…」直人は、真中友雄がまだ生きているのでは、と、考えるようになった。

一方、領は復讐を悩み始めていた。自分を信頼してくれる人たち、自分を愛してくれる人たち――真紀子やしおり（小林涼子）に背くことに対して、ためらいを覚えていた。

そんな中、直人に赤い封筒が届いた。ところが、領はその封筒をみてショックを受けている様子だった。「自分は送っていないのに、なぜ封筒が…」

直人に赤い封筒を送ったのは山野（清水優）だった。領は、山野から計画が滞っていることを指摘される。「まさか、直人を許すのか！」山野の言葉が領の心に突き刺さった…。

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