チーム・バチスタの栄光
[第4話]
11/04放送

田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、チームバチスタのメンバーを桐生(伊原剛志)・酒井(鈴木裕樹)・垣谷(鶴見辰吾)・氷室(城田優)・大友(釈由美子)・羽場(戸田昌宏)らを呼んで、盗まれた記録映像テープ「ケース29」について質問をしていた。
…というより白鳥の場合、喧嘩を吹っかけるように相手を挑発している。
挑発に乗りそうになる若手の医師らに対し、「彼の挑発に乗ったら負けだよ」と言って落ち着かせる垣谷。
白鳥は病理医・鳴海(宮川大輔)を疑うような発言をするが、桐生はキッパリと否定する。
しかし…「ケース29」と聞いた時、垣谷は何かを思い出したようだった。

白鳥に挑発された第2助手・酒井(鈴木裕樹)は、第1助手・垣谷(鶴見辰吾)が執刀予定の手術を「自分が執刀したい」と申し出る。
じつは酒井の父親は天才的な心臓外科医で、酒井は焦っていた。
しかし、酒井の申し出に「まだ早い」と断る垣谷。
じつは稲垣は酒井のことを考えて断っていたことも知らず…。
ところが心臓血管外科教授・黒崎(榎木孝明)との回診中、うまく立ち回った酒井は黒崎から垣谷が執刀する手術を任される。

一方、白鳥は、アメリカ勤務時代に桐生と鳴海との間にアクシデントがあったことをつかむと、2人を呼び出す。
アメリカ勤務時代、鳴海も外科医として手術に執刀していたが、桐生は誤って鳴海の右腕をオペ用のナイフで切ってしまっていた。
それ以降、傷が治っても、鳴海は手術になると手が震えて手術ができなくなってしまったのだ。
白鳥は鳴海に「桐生に恨みを持っていて、桐生の名が汚れればいいと思っているのではないか?」と揺さぶりをかけた…。

田口は、再度、垣谷に「ケース29」のテープの件を確認すると、垣谷は犯人を知っているという。それは酒井だった。

田口は「ケース29」を盗んだのかと酒井にたずねた。
「垣谷が僕に手術を取られたから、腹いせに話したのか?」と言いながらも、あっさりと認める。
酒井は父親と比較されるのが辛かったのだ。
早く父を超えたいと思って医者になったが、天才・桐生の手術テクニックを見て、自分の限界を感じていたという。
「ケース29」を盗んだのは手術中に酒井が予期しない出血にうろたえるところが映っているからで、その点は垣谷がしっかりとフォローをしていて、問題になっている「手術死」とは関係がなかった。
しかし、これが公になって、これ以上出世が遅れるのを酒井は恐れていたのだ。
そんな酒井に田口は「天才外科医じゃなきゃダメなのかな」と質問する。
「努力をして、正確な手術ができる外科医を目指すのではダメなのかな」と。
田口の言葉を聞いた酒井は、吹っ切れたようにオペへと向かった。

執刀医は酒井、助手に稲垣。手術中、ちょっとしたアクシデントで酒井の手が止まった。
それを見た稲垣は冷静にアドバイスを与え、無事、酒井ははじめてのオペを成功させる…。

その日、白鳥がバチスタ手術の記録テープをチェックしていると、後ろの扉がそっと開いた。
白鳥が後ろを振り返ると、「ケース29」のテープがそっと置かれていた。
慌ててドアに駆け寄り廊下を見ると、そこには田口の後姿が…。

後日、「ケース29」のテープは部屋のスミに落ちていたことになっていて、「白鳥の勘違いした」ことで処理されていた…。

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キャスト
田口公平 / 伊藤淳史(いとうあつし)
周りに何を言われても超マイペースな外科特・・・
白鳥圭輔 / 仲村トオル(なかむらとおる)
医師免許を持ち、医療知識が豊富な厚生労働・・・
桐生恭一 / 伊原剛志(いはらつよし)
バチスタ手術の世界的な権威。冷静さと情熱・・・
大友直美 / 釈由美子(しゃくゆみこ)
手術室で看護師主任として働いている。その・・・
城田優 / 城田優(しろたゆう)
周りから定評のある麻酔医。どんな場面にお・・・
鳴海涼 / 宮川大輔(みやがわだいすけ)
桐生恭一の義弟であり、チームバチスタでは・・・
垣谷雄次 / 鶴見辰吾(つるみしんご)
医局長として働いている。主な仕事は心臓血・・・
酒井利樹 / 鈴木裕樹(すずきひろき)
チームバチスタ所属を自ら志願した男。仕事・・・
羽場貴之 / 戸田昌宏(とだまさひろ)


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