スリムクラブ・銀シャリ他「M-1グランプリ2010」決勝進出8組の詳細プロフィール公開!
若手漫才の日本一を決める『M-1グランプリ2010』の準決勝が12日、東・両国国技館で行われ、8組が決勝進出を決めた。
今回、決勝の切符を手にしたのは、ピースカナリア銀シャリジャルジャル・スリムクラブナイツハライチ笑い飯の8組。

2001年の開始当初、エントリー数1603組だったのに対し、今回は過去最高の4835組がエントリーと高倍率の中、残った8組はツワモノ揃いだ。

中川家ブラックマヨネーズチュートリアルなど数々のスターを輩出してきた同大会
決勝への出場権を獲得した8組を出演順に紹介しよう。


カナリア
『よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東
・2003年結成
・安達健太郎(ボケ)/ボン溝黒(ツッコミ)

安達健太郎は「シュガーライフ」、ボン溝黒は「ババリア」というコンビを組み、大阪・baseよしもとを中心に活動していたが、2003年に相次いで解散
その後、安達健太郎が声を掛け同年「カナリア」を結成し、同時に東に拠点を移した。
コンビ名の「カナリア」は、フットボールアワー後藤輝基が命名した。
『M-1』には2003年から出場。

翌2004年以降は毎年準決勝進出を果たし、今年初の決勝進出。
水嶋ヒロ似の安達健太郎の歌唱力はセミプロ級で、漫才でも歌を使ったネタがいくつかあり、金髪が印象的なボン溝黒のコミカルの動きとマッチし、新たな笑いを生み出す。


ジャルジャル
『よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪
・2003年結成
後藤淳平(主にボケ)/福徳秀介(主にツッコミ)

高校時代からの友人同士であり、共にNSC25期生。
ジャルジャル」の名前の由来は後藤淳平の家で、電気を消して寝転がりながらコンビ名を考えている時に自然な流れで、"ジャルジャル"と"ジャルジョロ"が生まれ、最終的に"ジャルジャル"に決定したという。
結成後、独自の世界観が話題を呼び、『ABCお笑い新人グランプリ』『上方漫才大賞』で優秀新人賞を獲得。

"新世代コント師"という異名を持ち、コントを得意とし、2009年2010年とコント日本一を決める『キングオブコント』のファイナリストに選ばれた。
また最近では、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の新メンバーオーディションに合格し、レギュラーになったばかりだ。


◆スリムクラブ
『よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東
・2005年結成
・真栄田賢(ボケ)/内間政成(ツッコミ)

琉球大学在学中に知り合い、その後、2005年2月に正式にコンビを結成。
コンビ名の由来は、親しい仲間たちとコンビ名を考えた際に、語感が良く売れそうな言葉として"スリム"を選び、その仲間たちを"クラブ"と考え、合わせて"スリムクラブ"にした。

2人とも、沖縄の芸能事務所『オリジン』に所属していた過去もあるが、その後上し、東NSCに入学。
エンタの神様』(日本テレビ系)でフランケンシュタインをモチーフにした真栄田賢のキャラクター・怪物フランチェンが人気を博し、一気に知名度を上げた。

コントを得意としているが、独特の間によるスローテンポな漫才も定評があり、M-1の2009年度大会では準決勝まで進出していた。


銀シャリ
『よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪
・2005年結成
・鰻和弘(ボケ)/橋本直(ツッコミ)

銀シャリ」というコンビ名は、お互い20個ずつコンビ名を出し合った結果、たまたま一つだけかぶっていたため、"銀シャリ"というコンビ名になった。

横山やすし・西川きよし等の古き良き漫才スタイルに真似て、漫才をする時は青いスーツを着ている事が多い。
『ABCお笑い新人グランプリ』新人賞、優秀新人賞、『NHK上方漫才コンテスト』優秀賞、最優秀賞の受賞経験を持つ実力派。
鰻和弘の軽妙なボケに橋本直が鋭いツッコミを入れるという"しゃべくり漫才"は若手ながらも安定感抜群だ。


ナイツ
『マセキ芸能社』
・2001年結成
塙宣之(ボケ)/土屋伸之(ツッコミ)

創価大学落語研究会で出会い、塙宣之大学卒業後の2001年に4年生だった土屋伸之を誘ってコンビを結成。
2人とも名前が"のぶゆき"なので当初コンビ名を"Wノブユキ"にする予定だったが、"Wけんじ"の弟子と勘違いされると思い、「ナイツ」とした。

漫才師として内海桂子に、落語芸術協会では三遊亭小遊三に、それぞれ師事。また土屋の母が所属していたことが縁で、マセキ芸能社に所属する。
塙宣之の「やほーで調べてきました」と様々なテーマについて一方的なボケに、土屋伸之が訂正するスタイルを確立。

どんな世代相手でも、笑いが取れる浅草の若手一番手だ。
『M-1』においても、2008年から今年で3年連続の出場。
吉本興業以外のコンビで3回の決勝進出はアメリカザリガニ以来2組目となる。


笑い飯
『よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪
・2000年結成
西田幸治(ボケ)/哲夫(ボケ)

西田は「たちくらみ」、哲夫は「スキップ」というコンビでフリーで活動していたが、2000年に共通のライブイベントに出演していた事から、新たにコンビ結成。
同イベント名が"笑い飯"だった事からコンビ名に。

2人ともそれぞれのコンビでボケを担当していたことがきっかけとなり、役割を固定せずボケとツッコミが交互に入れ替わるというこれまでの漫才はなかった独自のスタイル"Wボケ"を築き上げた。
このことから"漫才界の革命児"と呼ばれることがあり、島田紳助ダウンタウン松本人志から高い評価を受けている。

2002年の『M-1』に無名ながら決勝進出を果たし、結果3位に終わるもその知名度を上げるきっかけとなった。
その後、2010年の決勝進出も含めて、驚異の9大会連続決勝進出を果たしている。


ハライチ
『ワタナベエンターテインメント』
・2005年
岩井勇気(ボケ)/澤部佑(ツッコミ)

2人は幼稚園児時代からの幼馴染みで、中学3年生の頃にはこの2人に、もう1人仲良しのメンバーを加えた3人組を結成、そのもう1人は最初お笑い活動に乗り気だったというが、高校2年生の頃に、
「やっぱり大学に進学する」
と言って脱退。

2005年1月には現在のコンビでお笑い活動を開始、同年3月にワタナベコメディスクールの『お笑いメジャーリーグ』に出場し、決勝の高校生部の3組に残り、グランプリを受賞。
2期生として特待生入学を果たす。

2006年3月にワタナベコメディスクールを卒業、同年4月からワタナベエンターテイメント所属となる。
"ノリボケ漫才"を自称する芸があり、岩井勇気のボケに澤部佑がついて行くという形をとる。

語呂合わせのような形で言葉をつなげていくが、そのうちに最初のテーマから段々外れていき、最後には全く関係のない言葉になる。そのため、最後に澤部佑が、
関係無くなっちゃった!!」
と言ってネタを締めくくる。
『M-1』には、2009年に初決勝進出を果たし、2010年2年連続での出演となった。


ピース
『よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東
・2003年
又吉直樹(ボケ)/綾部祐二(ツッコミ)

別のコンビを解散しピン芸人や裏方として働いていた綾部祐二が、同じくコンビを解散したため「芸人を辞める」と言っていた又吉直樹を説得しているうちにコンビを結成することになった。
コンビ名は、もともと"ナンバーピース"にしようと思っていたが、ブランド名"ナンバーナイン"やバンド名"ナンバーガール"とかぶってしまう為、却下。

その後、又吉直樹がカタカナ語辞典を買い、適当に指をさした言葉にしようと決め"スカベンジャー"になりかけたが、意味が「腐肉を食う動物、ゴミを漁る人」だった為これも却下。
その時、吉本の社員からコンビ名を催促する電話があり、ノートにポツリと残っていた"ピース"という言葉に決定した。

主にコントを得意とするが、漫才を行うことも多い。
2010年のキングオブコント決勝に初進出。
2ndステージで大会最高点の942点を出し暫定1位に立つも、キングオブコメディに敗れ準優勝となった。
また、今年『オリコン』の「ネクストブレイクを期待するお笑い芸人アンケートで1位に選ばれるなど人気は鰻登りだ。


この8組と敗者復活戦で上がってくる1組を加えた9組で争われる『M-1グランプリ2010』。
奇しくも12日、吉本興業などから同大会が2010年で最後を迎えることが伝えられた。

これまで数々のスターを生み、人気を博してきた大会だけに大会打ち切りへ悔やむ声が多数挙がっているが、果たして"最後のM-1王者"の座を勝ち取るのは、どのコンビだろうか!?
◆関連ニュース
カナリア・ボン溝黒は複数の先輩芸人から"追放"されるほどの超問題児だった!
「M-1」準々決勝東京大会詳細レポート! "ゴリ押し"で勝ち進んだコンビ判明!
今大会世間の前評判を公開! 「M-1」歴代王者の人気コンビTOP3も発表!
ピース・又吉直樹と太宰治の意外な関係! 出来すぎた偶然の数々!
ピース・綾部祐二は性格に難アリすぎ! 数々の醜態が明らかに!
◆新着記事
◆ランキング
◆カテゴリー
芸能・ゴシップ| テレビ| イケメン| ドラマ| 海外・ハリウッド| 着メロ

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau